しかし映画会社の買収やら色々な事情でかなり映像がカットされたらしい。

それだけではなくフィルムまで手違いで廃棄され道路に埋められて
残ったたった一本のフィルムによりアメリカ上映にこぎつけたらしい。

カットされた為少女探しが唐突に始まる事になったが
８８分という時間が間延びしない丁度良い時間になったのかな運命だねコリャ。

特典のこれまで宗教を扱ったホラーが無かったというコメントと
製作年を考えると「エクソシスト」を作るキッカケになっているんじゃないかなと個人的には思う。

そして「エクソシスト」は大ヒットし、対抗する為に作られた「オーメン」は
「スターウォーズ」の製作費を叩き出した。
(こういう流れだったんじゃないかな～って思うｗ）

そして内容はというと土着の宗教やカルトの可笑しさ気持ち悪さは十分に出ていたが
同時にキリスト教の横暴さなどが印象的だ。

キリスト教は攻め込んだ国の精神支配の道具でもあったのだ。支配した国の神様を悪魔としたり
ドルイド教の収穫祭などはハロウィンとして今も残っている。
（最後の人形もドルイド教らしい）

そんな事から反キリストは存在していてブラックメタルの精神にも受け継がれている。

話はそれましたがｗ
ラストはどちらも滑稽に見えてなんとも言い難い気持ちにさせてくれました。
名作です。

かのアイアンメイデンも「ウィッカーマン」というこの映画にインスパイアされた楽曲をプレイしていましたっけ。

一度観ると忘れられない、カルト・ホラーの傑作です。
島全体の異端信仰、特に夜のシーンが怖い。
きっと世界のどこかには、こんな島がいまだにあるのでしょうね。

島を捜査に訪れた警官が次第に罠に嵌められていくさまが、
ジワジワと締め付けられように描かれており、ホラー・マニア必見でしょう。

ちなみにヒロインを演じていたのは、ブリット・エクランド。

当時のロッド・スチュワートの恋人です。
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カルトを扱ったムービーで予想以上に面白かった。通常は最後に何かヒーロー的な人が
現れて救われるものだがこの映画はそういうのが無い。
徐々に罠にはまっていく様が描かれている。

この映画の中ではしきりに「pagan（異教徒）」というキーワードが使われるが、
この島においてキリスト教の警官こそが実は異教徒であるという事を理解することが実は重要。

この島の住人とその彼らが信奉する宗教（太陽を神と崇める）がこの島での主要な宗教であり教え。
キリスト教的考えこそが実は異端であるということが見ていくうちにわかると思う。

島の宗教をカルトと言い切ることは簡単であるが、キリスト教拡大の歴史を見ればその内容は実はカルトとなんら変わらないことが理解できるはず。

非常に面白い映画だと思う。

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