実写映画「寄生獣」物語を改変で物議!フィクションは放射性物質をいかに扱うべきか?
4月25日よりロードショー中の映画『寄生獣 完結編』の劇中で、原作漫画から改変され、当初から原作ファンなどから疑問の声が挙がり、
専門家からの指摘によって改めて問題視されているラストの描写がある。
本作は、岩明均さんの伝説的漫画『寄生獣』を原作として、
『永遠の0』や『ALWAYS 3丁目の夕日』などで知られる山崎貴監督をはじめ有名スタッフ陣が手がけており、
映画の公式Webサイト上でも「日本最高の技術を持つ超一流の職人達と豪華キャストが陣が一堂に会して……」とうたわれている、実写映画版『寄生獣』2部作のうちのひとつ。
そんな、原作ファンや映画ファンの注目を集めている作品であるにも関わらず、
どのような点で問題があるとされているのだろうか?
本記事では、問題点を取り上げる上で、重大なネタバレを含む事を了承いただきたい。
◆1人の原作ファンが声をあげ、多くの人々に問題提起する
原作と映画版の設定の違いは、様々な反応を持って受け入れられていたが、
特に公開直後から指摘されていた部分について、
放射線科医のPhilip K. AnzugさんがTwitter上で公開した製作スタッフ陣に向けた提言文により、改めて話題となった。
Philip K. Anzugさんは、物語の終盤に泉新一が後藤を倒す際の鉄骨の付着物に問題があることを指摘している。
原作では、不法投棄現場に落ちていた鉄骨を後藤に突き刺すと、
鉄骨に付着していた有害化学物質が、彼にとって致命的な被害を与える描写がみられる。
一方の映画版では、鉄骨に付着していた放射性物質が原因となって後藤は倒されるという設定の改変がなされている。
また、付着物の改変にともない、劇中の背景に「放射性がれき受け入れ反対」の看板が写り込むなど、
ゴミ処理場に受け入れられた瓦礫に大量の放射性物質が付着していたという体で描かれていることも指摘。
東日本大震災以降、被災地で生じた瓦礫の他の地域での受け入れが検討されるなど、
瓦礫の処理は被災地の復興のために社会全体で取り組む必要のある大きな問題である。
そして、原作改変を巡る今回の議論では、その放射性物質に対する誤認と、
被災地の瓦礫受け入れへの風評被害の懸念という2点の問題が提起されている。
◆フィクションでも実写である以上は、最低限のリアリティが必要?
まず、原作における有害物質と、映画での放射性物質の決定的な違いは、放射性物質は体内に取り込まれずとも、近くにあるだけで体に害を及ぼすという点だ。
物語では、致死的な影響を持つ大量の放射性物質が付着している鉄骨が転がっている場所で、さらには鉄骨をつかんだ新一には致命的な被曝症状は起こらず、鉄骨を突き刺された後藤のみに症状が発生している。
しかし、このような状況下では、その場にいる人物全員に被曝症状が発生すると、Philip K. Anzugさんは指摘している。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150518-00010003-kaiyou-ent
※続く
福島第一原発事故以降、放射性物質への関心は非常に大きく、また被災地の復興においても大きな課題となっている。
このような描かれ方は、フィクションの世界であれ、事実誤認を招いてしまう可能性があるだろう。
また、本作に登場する放射性瓦礫の存在は、現実社会で発生している被災地の瓦礫を誰もが連想してしまうだろう。
被災地の瓦礫を受け入れた大阪府の公式Webサイトでは、瓦礫の処理に関して、「受入廃棄物は、岩手県から搬出する前に放射性セシウム濃度を測定しており、
その結果は大阪府の指針で示している受入廃棄物の基準(1キログラムあたり100ベクレル以下)を大きく下回っています」と記述されている。
しかし、本作におけるゴミ処理場の看板や鉄骨の描かれ方では、
「被災地の瓦礫=高濃度の放射性物質が付着している」
というような誤認を生んでしまうのではないかと、Philip K. Anzugさんは述べている。
以上の提言を踏まえて、Philip K. Anzugさんは、放射性物質への科学考証を重視する人や、原発事故の影響を受けている人たちなどにとっても楽しめるように、別バージョンの本編を制作するのかどうか、という提案を行っている。
映画は、エンターテイメントとして感動を呼び起こすほかにも、
社会問題を観客に再考させる機会を持たせるチャンスにもなる。
自由な表現を謳歌して観客に感動を与えるとともに、ある程度の現実社会へ向けた知性と配慮は、大衆に向けたエンターテイメントである商業映画にこそ、必要とされるだろう。
※以上
映画のように即効性があるほどの放射性物質ならその地域一帯は超高濃度汚染地域だしな
それ持った時点で新一とミギーも被曝して終わりだな
即死レベルになると恐らく100gy(グレイ)以上だよ。
そんなレベルの放射線が飛び交う空間には草木は生えないし、近づいた瞬間に脳障害起こして卒倒するはず。
α線核種だったら手に持つのと体内に入るのとでは効果に差があるだろ。
特にロボットが作るアクションや特殊効果はセンスないよなぁ
見せ方知らないんだろうな
変に本筋を映像化するから批判される
しかし毒だから微量でも致命傷って読者が納得するところを放射性物質に変えるのはまずいだろ
時事問題取り上げたいから何やってもいいもんじゃないし
時期ネタは風化するし
ほぼ完璧に完成されてる。遊びの部分は多めに見積もっても1割もない。
原作モノの映像化にあたって監督が自身の主義主張を入れるって
風潮には反対しないけど、寄生獣でそれをやるには相当の力量が必要。
だからこそ挑戦したかったんだろうけど、どうやら失敗だったみたいだね。
まず、いじっていい作品いじっちゃいけない作品を見極める癖をこの手の映像業界にはつけてほしい。
じゃないと映画の中の嘘や作り物の部分で観客を騙せなくなっちゃうでしょ、感情移入できないっていうかさ
予算をかけたがこけたハリウッド娯楽映画に多いよね
あるある!一見面白そうなのに、あまりにも現実離れした描写が続くと
ドン引きしちゃって、まるで感情移入出来なくなっちゃう
アルマゲドンなんかもう笑っちゃって笑っちゃって、号泣の感動大作ってイメージ全然ない
別の意味で面白かったけどさw
別に即死に至るような高濃度放射線廃棄物の処理場だって言及されてないのに
発想が飛躍し過ぎだろ
ああ流行りもんに乗っかったのかて印象だったが
確かに、高線量ならシンイチにも影響があるだろうし
寄生獣が極端に放射能に弱かったら
自然の放射能にも耐えられんだろってなるしな
改変するならまともな科学考証しろってことだな
元スレ: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1431999393/
オールウェイズ(笑)三丁目の夕日の時点で切ったから問題ないわ
自分じゃ魅力ある舞台もキャラクターも設定も考えられないから、
原作なんて素材引っ張ってくるための都合の良い設定集に過ぎないんでしょ?
サヨクネタを入れないと邦画は撮らせてもらえない。
だからつまらない。
津川雅彦もサヨクがめちゃくちゃにしたと言ってたな 原作描写から考えるとダイオキシンだと思う
この改変も気になったけど、それよりこの監督特有のくどい泣かせ演出や説明台詞の方が気になったわ
アクションとCGは邦画にしては頑張ってたな
自分で原作から脚本まで行って撮影しようとすると、
それで何十億とか借金を負う奴も多いからね、
スポンサーとプレゼンと配給会社の定期作品の脚本家になれば、
金を失う危険も無く映画を作る仕事の中で儲けを出す事ができる、
もう撮影スタジオや公開のスケジュールは決まっていて
後は作品の原作をどこから持ってくるかであり、
対して誰も大損をしないようなシステムなんでそれに参加している人は、
適当にやっても別にどうでも良いんだよね、
でもやる気を見せなきゃならんから、俺はこう判断したとかこう変更したとか、
原作を破壊するような事を自分のために行うんだよね
監督の周囲にイエスマンしかいないんだろうなあ。
原作のあのシーンにリアリティないって言う人達は、年の若い人達なんだろうな。
連載当時は不法投棄が問題になってたし、ダイオキシンとか有害物質の土壌汚染が少しずつ話題になってきてた。
あのシーンを放射能に変えちゃったら、最終戦のラストのテーマがボヤけちゃうよね。
不法投棄+有害物質という、人間の剥き出しエゴには最強の寄生生物も勝てなかったってのが本質なのに。
人間が普通に生活できる環境でも寄生生物には致命的という話でもある
我々をあまりいじめるなという言葉にもつながる
寄生生物に放射性物質に対して普通の生き物並みの耐性があるなんて言ってない
ただしかなり挑戦的な表現だとは思う