百日紅(さるすべり) Miss HOKUSAI【ネタバレ|感想|評価|評判】杉浦日向子の漫画代表作を原恵一監督が映画化!
1: 見ろ!名無しがゴミのようだ! 2015/01/21(水) 12:47:56.38 ID:OEZU5OlP.net
原作:杉浦日向子『百日紅』
監督:原恵一
アニメーション制作:Production I.G
主演:杏(お栄役)
2015年5月公開
公式サイト
http://sarusuberi-movie.com/index.html
公式facebook
https://www.facebook.com/sarusuberi.movie
公式twitter
https://twitter.com/sarusuberi_mov
原作者の江戸愛は描ききれてないような気がするが
最近ク○みたいな実写邦画しか観てなかったから、なんかいい気分になった
そこから北斎の神奈川沖浪裏に繋がっていったり
お栄が吉原に行ってあの「吉原夜景図」に繋がるとかは良い
そう言うのは原作にはなかったからな
原作は現存する名画出ないし
妹のお猶が亡くなってお栄の描いた絵が
泳いでいる金魚を見てる妹の姿というので泣けたよ。
江戸の人たちのいきいきと描いているのも良かった。
よかったけど、盛り上がりに欠けた~
借りぐらしのアリエッティを見たときのような不完全燃焼…
俺はたけし映画のドールズ見たような感覚だな
話と言うよりも完全に映像に重きを置いてるとことか
真面目に作ってんなってのは伝わったが、真面目すぎてユーモアとかどっかすっ飛んで行った感じ。
特にテツゾーと国直が漫画の印象ほど明るいはっちゃけたキャラじゃない。
ちょっと気難しいオッサンとただの好青年になってた。
江戸の○俗や人々の生活が垣間見えるほど細部にこだわってる感じは無く、終始主要キャラだけで話が進んでった。
音楽は…酷かった。
EDの椎名林檎が全然合わなくて幻滅
どうも俺はエレキギターがギュイ~ンって鳴るのが違和感あったわ。
映画じゃなくてNHK枠とかでアニメ化した方が良かった
原が原作好きすぎてゴチャゴチャしてた印象
見てる最中はアレだったけど
振り返るといい映画だったよ
江戸の暮らし感とかもさほど感じられなかったし。
でもはじまりのうたといい今回といい原作リスペクトしすぎてテーマが薄い気がする
ナレは北斎とかにでも振ればよかった。
鼻が詰まり気味なのか口開かないのか声が妙にこもり気味なのがだめだわ
しかし映画の中ではお栄が不美人という設定は語られなかったよな。
化粧してるとこ酷い突っ込み入れるはずのとき北斎いなかったし。
化け十とかはさすがにアレだがw
あれを棒演技って言うのは違うと思う。
原作がどんなもんか知らないけど。
この作品はあの感じがするね。
4こま漫画を映像化した感がある。
あのろくろ首とか必要なのか?って感じするんだが。
まあ美化された江戸時代体験としていいのかな。
背景見ててそれなりに楽しめたし。
ただ主人公が走るときのBGMが江戸時代っぽくなくて笑ってしまったな。
杏の独り語りから始まり杏の独り語りで終わる。
しかも親父様と、善ちゃんの没まで語ってしまうのが違和感あった。
百日紅はあくまで絵草紙みたいなもんだから、現実事は語らなくて良いと思ったよ。
ラストの現実風景は心底いらないと思う
杏の語りじゃなく、壮年になった年増のお栄らしきナレーションか、江戸弁達者な人にナレーションやってもらった方が物語りが締まると思った
鉄蔵の感じは良かったが、善ちゃんの扱いがただのアホーだった。
国直は真面目過ぎた
お猶に顔を撫でられて死の匂いを感じる鉄蔵の描写は、なかなか良かった
あと、お政さんチラッとだけ出てたぞ
ただ一生懸命台本読みながらマイクに向かう姿が想像できちゃうような棒演技なのはいただけない。
キャラになりきれてない感がありありというか。
当時は武家は嫁ぐと剃りおとして江戸のおきゃんな娘は抜いて整えたりしてた
「美人が台無しだよ」の台詞は流石に違和感が…
首伸びと、龍と地獄絵のシーンは凄く力いれてたと思う。
火事のシーンはもう少し長く見せてくれても良かったなぁ
映像にはそんなに不満はなかったけれど、
それより演出とか脚本とか、もっと根本的なところが気に入らなかった
なんかBGM過多だし、無駄にドラマチックすぎる
もっと素朴でサバサバしたものが、
「映画として見栄えするもの」にさせられたというか
そもそも原さんが映画を作りたい人だったから映画になったのであって、
この作品に映画向きかどうかは疑問を感じる
映像化というなら、テレビで、ノイタミナ枠とか
蟲師みたいなやり方もあったのではないのかな
映画のようなクオリティの映像にはならないかもしれないけど
お猶可愛らしかったけど、中心に据えるのも何か違う気がする
なんでお政さん出さないんだよ!が一番の不満、な原作厨でした
お政さんチラッとだけだったね。あれじゃ原作見てない人は鉄蔵の弟子だと分からないだろうな
ラストのスタッフロールもちっとなんとかやりようがあったと思う
黒ベタで延々と、後のほうで小さくお栄の絵が1枚…味気なかったねぇ
スタッフロールで江戸の庶民の生活を見せるとか使い方も色々あったろうに…
みんな歌が終わる前に席を立っちまってた
ちげーよ原作の百日紅は1話形式で色んな登場人物が主役になるんだ
お栄ちゃん一人が主役じゃねぇよ
杉浦原作でこれは辛いな
無駄に重ね衿とかね…現代的訪問着の仕様になっちゃってる感で、ちょっとね。
衿あわせもスキがなかったなぁ
櫛の刺し方も批判されてた
原恵一なら考証部分は間違いないと思ってたのに…
>>261
いや戦国は考証部分も見せ方もすばらしかったろ
合戦の見せ方とか知識のない人が見てもリアリティがあっておもしろかった
あの主人公が恋してる男とか映画だとちらっとしか出てこないけど
原作だとアイツが主役のエピソードとかもあったりするの?
あとあの女装した男がいたけど。
実際あんな女性用の風○店なんて江戸時代にあったの?
まあ女性専用じゃなかったみたいだけど。
お猶が描かれてるのは1話だけだよ
お栄と外に遊びに出掛けるシーンや雪遊びは無い
お栄の初恋の相手初五郎が主役の回はないけど、国直、善ちゃん、鉄蔵が主役の回は多いよ
あとは鉄蔵とお政さんの色っぽい回
町娘、他の絵師、とにかく様々な人とのからみで1話1話が出来てる
陰間茶屋は今で言う売り専のゲイバーみたいなもんで、
男客が本筋だけど女の年増が若い女形を買うっつーのも有りだった
情報サンクス。
やっぱり雪のシーンはオリジナルか。
あそこだけなんかわざとらしかったもんな。
少年とか。
それなりに面白かったが不満点は絵が出てこないって所だな。
北斎が描いた絵とかちゃんと魅せてほしかった。
お栄が描いた絵ってのはほとんどわからないらしいが。
あのダメ善とか言われて人だって後に人気絵師になるとか言ってるんだから
絵を見せてほしかったな。
後、江戸時代っていうと版画ってイメージが強いんだけど。
そっちは一切出てこなかったな。
オリジナルの北斎画となると版権とかいろいろ問題があるんだと思うよ
百日紅の作品中にも、オリジナルを組み込んでるのはあまり無い
各話の扉絵に有名浮世絵は作者名入りで使ってあるけど
ちくま文庫から上下2巻で一冊680円で出てるよ
まぁ読んでごらんよ。
味わい深いから「百物語」もお薦めするよ
あと江戸の生活や風○が知りたければ「一日江戸人」あたりを読むといい
アッパレ戦国もそうだったんだが、当時のことを調べて再現したんだろうってのは判るんだけど、知識のない人にそれを伝えるまでの表現になってないんだよね。
高畑のかぐや姫なんかでも同様の弊を感じたが。
調べのつくことなんて断片にしか過ぎないんで、消化の上で再構成が必要なのにね。
行った事も見たこともないのに漫画を読むとこれが江戸かっ!って思っちゃうもん。
一生懸命調べましたってのはどうしても分かっちゃうね、何故か。
それなりに読みましたが、けっきょく付け焼き刃でしかないんですよね。
それに、江戸に関する資料ってものすごい量があるので、
読みはじめたらきりがない。なので、この作品では杉浦さんの原作が
お手本で教科書だから、わからないことがあったら原作に戻るというスタンスでした。
ってパンフに書いてあるね。
人間の臭いが感じられないと、エンタメにゃならんの。
やることなくて暇そうだから、ずっと絵とか描いてたんだろうなって感じ。
実際には、もっといろんな楽しさに満ちていたろうに。
この映画で描かなければいけなかったのは、そこじゃないのかね?
襟の合わせなんかわりとどうでもいいこと。
劇映画になると閃いたのかもしれんけど
そもそも杉浦女史はキャリアを通してアンチドラマツルギーな作風なんだから
無駄な努力というか余計なお世話というか
学研のムックとか見て書き写したかなって程度の印象。
お栄が美化されるのはいいけれど諸伝とはいろいろ違って、
せめてお栄が手先が器用だったというところを見せてほしかった…
トレイラー見てると、湯婆婆とハクを、思い出した。
一旦仕入れた情報を自分で消化せずに出しちゃうと
不思議と生煮えなのが見る側にもわかっちゃうんだよね。
自分の血肉となった知識なら、要点を伝えるためのアレンジも可能で、
物語の中に生きた形で再生させられるからね。
ただのコピーは何の為に入ってるのか伝わらないから、すぐ判る。
原作レスペクトであればテレビシリーズでの構成がよかったのでは。
映画にするなら中途半端な改変ではなく大胆に構成を変更するか、あるいは個別エピソードのまま一本の映画として成立させるための演出上の戦略が必要だったのでは。
(個別エピソードでも「女と男のいる舗道」とか「神の道化師フランチェスコ」と行った傑作はある)
あとアニメとしても豪華作画陣の割に浮世絵や江戸の良さが感じられなかった。
無い物ねだりだが当初企画の沖浦で見てみたかった。
北斎やお栄は読み手のタイムスリップのツールみたいなもんだ
日向子さんの作品は歴史や史実にこだわることじたいが野暮
パラパラと気の向くまま手元に置いて読んで、スッと浮世を忘れるような作品
それでいて匂いたつような郷愁や憧れや、なまめかしさを味わえる作品
もちっと遊びで作ってくれても良かった
史実はいらない。
日向子さんをやろうとして、力み過ぎた感じが野暮なんだよな
元スレ: http://kanae.2ch.sc/test/read.cgi/animovie/1421812076/
原作者にファンが多いからところどころうるせーレスが多いな。
まあフラットに見て大傑作ってわけでも無さそうな感じかな