大事なのはそこじゃなく、主人公が最後に取った行動だよ
彼はあのピースを回したけど夢か現実かを確認もせずに子供のところに向かったでしょ？
つまりあれは亡くなった妻を忘れて、子供のために生きようという行動の現れです。
わざわざ正解を示さないのは、それが格別大事なことじゃないから観た人に判断を委ねたんだと思う。
てかこれが正解。監督自身が言ってたことです。

ノーランが自伝で現実って語ってたけどな。

あんだけユスフの薬のせいだと説明してたのに

別に解釈は自由だしそういう映画だからいいけどおれは現実に戻ったと思ってる
すべて夢だと仮定すると一番矛盾を生むのがトーテムの解釈
作中コブは何度もトーテムを回して夢が現実かを判断してるわけだけど
すべて夢だとするとコブはまったく信用ならないデタラメの基準を終始よりどころにしていたことになる
トーテムが信用おける指針となりえたのは夢の研究の結果だと思うし、そこをブレさせたら映画が全く成立しなくなると思う
したがって、トーテムは信用できる＝全部夢ではない、現実も描かれてる

俺は奥さんの言ってたことが実は正しかったのかと思っていたわ

自伝でもラジオでもあの後トーテムは倒れるって発言してる

映画の初めから最後まで、すべてが「夢」だったと思ってます。
というのは、エンドロールの最後にキックで使われてた、エディット・ピアフの「水に流して Non, je ne regrette rien」がかかるからです。
あの曲を聞いた瞬間に、ラストシーンに「えっ？」って思ってた私に監督から「さあ、楽しい映画(夢)の時間は終わりだよ。目を覚まして現実に帰ろう。」と言われた気がして「やられた。夢を見てたのは私の方だった。」と納得して家路についたのを覚えてます。

ラストはコブがトーテムを確認せずに、子供の顔をみて子供のところに行ったっていう行動がすべて
妻の死のトラウマ＆絶対的にすがってたトーテムを乗り越え捨てて子供のところに行った時点でコブの中では深層心理的にあれが現実になった
まだ夢の中なのか本当の現実に帰ってきたのかは分からないけどコマは止まる
アイデアは感染するって言ってたけど、コブも感染した
トーテムを捨ててこっちが現実よって飛び降りた妻と同じ
コブもインセプション食らった感じ
って思いました

どっちにしたって現実でしょ
夢にしたって現実にしたってコブにとってはもうそんなことはどうでもいいことなんだよ

映画鑑賞してるお前！
エンドロールみたか？
さぁ夢の時間は終わりだ！
明日からまた仕事頑張って行こう(^o^)v

今更ここのコメントなんか見てる人がいるかは知らんが俺は現実だと断言しよう。
根拠はシンプル。
主人公が指輪をしていないから。

※2※6
今更だが、その自伝でノーランが語ってるってのはホントなのか？
ググッてもこのサイトしかヒットしないけども

この映画での現実は金持ち社長の電話で殺人犯が無罪になるデタラメ世界なんだよ。
我々映画を見ている側は、このデタラメな近未来世界を現実として受け入れられないじゃない。
とすれば、我々見ている側は、トーテムが永遠に回り続ける事を願わずにはいられないはずだよ。

劇中の目的はインセプションだけど、コブが嫁の死の罪悪感を克服する物語なんだよ
まだ夢の中説を支持する人は「コブはまだ劇中でトラウマを克服できていない」の証明が必要になる。
「トラウマを克服したと思われたが克服できてなかった物語」これは相当穿ってるし、じゃあ何のための物語だよって話になるんで相当無理がある。
決定的なのはラストでコマが止まるか止まらないかを確認しなかったのがトラウマを乗り越えた何よりの証拠なんだよ。彼女の形見であるトーテムを手放せた演出。
コマが止まって説明するラストになるより何倍も洒落てるよね

そもそも殆どの人が勘違いしてるが
倒れない→夢
倒れる→現実
という考え方が間違ってる。
正しくは
倒れない→夢
倒れるかどうか分からない→現実

観客は神の視点に立ちすぎなのであって、実際俺らは神じゃないし、トーテムが回ってるかどうかなど分からない(し気にしてない)のだから、このコブと全く同じ状況だろう。
認識できない上位の世界のことなど俺らの現実には全く関係ないことだ

実際ラストではコブはトーテムが倒れるかどうか分からないし、しかも興味もないから今後観測することもない。
だからどちらににしても現実と言えるだろう。