ガタカ【ネタバレ|感想|評価|評判|iTunesレビュー】遺伝子工学が進歩した未来社会を舞台に人間の尊厳を問うサスペンスSF
(字幕版)DNA操作で生まれた“適正者”だけが優遇される近未来“不適正者”として自然出産で生まれた若者が適正者に成りすまして宇宙へ旅立とうとするが・・・。 © ? 1997 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. |
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イーサン・ホーク演じる不適正者を愛して守ることになっていくんだなあ。
身体能力に優れ、IQも無茶苦茶高いエリートらしさを自宅に捜査員が訪ねてくるところで一気に披露するんだけれど、ジュード・ロウがその設定をとても鮮やかに演じていたのが感動的。
「SFの名作」といわれているから一応みてこうかなあ、くらいの軽い気持ちで見たけど、不覚にも最後の方は泣いてしまった。
夢を叶えるために精一杯の努力とあらゆる手段を使い、生まれながらにして定められた不適正の人生を変えていきます。
最後には、主人公の左の口角を上げて笑う笑顔がかっこ良く見えて、大好きになっていました。
私が初めて見たのは2002年ごろ、まだ高校生でした。
当時(今もですが)私はひねた高校生でした。
映画のテーマは「努力と才能」でしたが、この映画はあまりにありえないと思いました。
努力すれば寿命も延びるのかと。アホかと。
しかし、未だに私の記憶に残り続けているのは、作品として素晴らしかったからだと信じています。
ひねた感想を口にしながら、心を大きく揺さぶられて、勇気つけられていました。
特に主人公が兄と海での遠泳の場面。音楽、カット、結果の全てが美しく、今でも脳裏に焼きついて離れません。
また、ジュード・ロウのラストは、言葉になりません。
銀メダルを映したときに、彼が人生に満足したことをしりました。
ようやっと彼は2番でなくなったのでしょう。
この映画は名作ではないと思います。
でも、私の心に残り続けています。
願わくば、あなたの胸にも残り続けてほしいと思います。
一度見終わった後に、メインの二人の心の動きと、それを象徴するシーンが印象深く思い出され、
全体が良く構成されたいい映画だとじんわりと思える映画でした。
SFではありながら、独特なつくりで、万人受けしないかもしれませんが、
よく作られた名作の部類に入るのではないでしょうか。
個人的にはいくつかのシーンが脳裏に残る印象深い映画でした。
SFというよりも人間ドラマ。クールな映像もカッコイイ。そして考えさせられる映画でした。
HD版をいずれ購入したいなと思わせる逸品!
ジュード・ロウがいい演技してる、ほんとに。
宇宙人もレーザー銃もないけど車椅子がある、静かな映画。
美しく管理された芝生の中に、そこにあるはずのない雑草が凛とした花を咲かせているのを見つけたら、あなたはどうするだろうか?
鑑賞者の心理はおおむね以下のように推移すると思われる。
いや、わかるよ、そりゃあんただって十分気をつけてはいるんだろうけれども、だってほら、あんた自体がその、異物ときたもんだから、そら、それ、あーあ、やらかしちゃったよこのヒト、言わんこっちゃない、だから最初から無理なんじゃねって俺思ってたし。おい、どうすんだよ、ばれちまうぞ。
・・・ふう、なんとか切り抜けたな、おい、運が良かったよなあ、
お前さあ、これからどうすんの?? ええ??まだ頑張んのかよ、そうかよ、なら頑張れよ、仕方ねーから俺も応援するよ。
ってな感じで観客はいつしか主人公の気持ちになっている、
一緒になってドキドキしてる。
これって=ジュード・ロウの気持ちなんだけど、最後にああいう風に持ってかれるとね、観客だった俺があれ、あれれどうしちゃったのさー、みたいな気持ちになるわけで、この映画が印象に残るのは見た人がそういう心理に少なからず持ってかれるからじゃないかな、と分析してみたり。
久しぶりに観て、いまだったらハンディカム視点で一人称の絵を作ったりするんじゃないかなーなんて思いました。心臓の鼓動音なんかも入れたりなんかして。
人間の成し得る限界は、生まれ持った遺伝子だけに左右されるのではなく、「意志」により人生の道が開かれ、また「優秀な遺伝子」を持った人間であっても「運命」により人生が左右されることを描いたSFとサスペンスの要素を加えた人間ドラマ。(wikipedia引用)
私はこの映画を観て主人公に引き込まれました!
なのでスリルもより感じられ、手汗を握ってしまいます(笑。
とにかく、
この映画を観て、自分の「夢」に対する情熱は運命を変える力があると思いました。
最後のクレジットで青字で強調されているG、A、T、Cにも意味があります。
よく設定が考え込まれている映画なのでしっかりと映画を観たい人には良いかもしれません。
ゴールデングローブ賞にもノミネートされているので、是非観てみては!
というヒューマンドラマとしての骨子の上に
「遺伝子で職業の適正が決められてしまう近未来において、遺伝子詐称を犯す」
というサスペンスが敷かれているため
クライマックスを辿るまで主人公の行く末が読めずハラハラするが、最後の落とし所で泣ける
無機質でソリッドな空気感に加えて、落ち着いた演出やセリフ回しのため
SFと聞いて賑やかなものを想像する人は検討が外れると思う
が、見て損は無し
最近どんな映画を観てもつまらなく感じたのに、
これは違いました。
最後、検査員?が見逃してくれたシーンが好きです。
彼も夢をもらっていたんですね。
まずまず、まとまりは良いと思います。
はらはら、ドキドキ感は少ないけれど、こんな世界があり得るのかもと想像させることには、成功しているような気にはなれました。
意識的にアクション部分をカットした脚本なのだろうが、メリハリの無さがフラストレーション。これも意識した演出と明らかに感じるが、成功してないのではないかな。
1950年代なんでしょうか、このファッションと小物使いも鼻につく。
良いのか悪いのか、よく分からんけど、良い方でしょう。
去るには辛かった」
という言葉が二人の切実な思いであったかと
思うと自然に涙が頬をつたわりました。
派手な演出はないが、小説的で面白い。
けれどこれが偽らざる感想です。
近未来とはいえ、ネクタイ締めてスーツ姿で土星行くかなあ、とか。
もう少し映像的な努力をしてほしかった。
これはSFにする必要なかったんじゃないのでしょうか?
そのひとつひとつが、なぜか私達も共感できるために、この映画を不思議な感覚で記憶に残させてしまう。
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