グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち【感想|評価|評判】マット・デイモンとベン・アフレックがアカデミー脚本賞を獲得した感動の作品
(字幕版)アメリカのトップ大学で最も才気があるのは、その大学に通う学生ではなく・・・床を磨く少年だった!ウィル・ハンティングは労働階級の頑固な天才少年だが、人生では落ちこぼれている。多くのいざこざを起こす彼にとって、心理学の教授と心を通わせることだけが唯一の望みだった。映画界での現象とまで称され大成功を収めたこの作品は、1997年度米アカデミー賞(R)9部門にノミネートされ、見事ロビン・ウィリアムズ、脚本チームのマット・デイモンとベン・アフレックが米アカデミー賞(R)2部門を受賞。 © ? 1997 Miramax Film Corp. All Rights Reserved. |
元スレ:https://itunes.apple.com/jp/movie/guddo-u-iru-hantingu-lu-lichi/id500645491?ign-mpt=uo%3D2
天才少年がある一人の教授と出会うことによって人生というものを知り、新しい旅立ちに出る。
そんな映画。
歩む人生には、差がなく、また、比べる必要ない事を指し示した映画。
ものすごくいい映画と評判だったので期待して見ました。
見てみるといろんなことを感じさせてくれるいい映画でした。
確か、ロビンウィリアムスを観たくて気になっていた映画だったと思いますが、彼らが脚本を共同で行っていると後で知りました。
この映画思えば、監督もガスヴァンサントだったり今ならば有名所が集まっていた映画なんですよねぇ。
それぞれの人生や、生き様が所々に見えて今でも大好きです。
旅先の休息時や、ふと思った時に観る映画です。
自分もあんな恵まれた才能があればなーなんて思ったりもした。
数学教授だって、ハーバードの彼女だって、アニキだって、みんなそれぞれの背景を持って描かれて彼らの視点から番外編をいくつも作れるんじゃないかというくらい。
非凡な能力を持った主人公というストーリーはもはや見飽きるほどある。
けど、本作の素晴らしさは、登場人物達それぞれが、悩みながら人生と向き合うところ、そして愛する者に最善の人生を生きてほしい願うところ。
それから、主人公の日常や苦悩する姿を、セリフでなく場面で丁寧にえがいているのも好きだ。
主演者のマットとベンが、脚本であることも 当時の両者の年齢からして 驚きである。いい映画として残して欲しい。
なんというか、何が起こってどういう流れになっているのかは分かるんだけど、どうしてそうなるのかがわからない。まるで難しい数学の問題のような映画だったと思います。
どうしてそう思ったのか、理由を考えてみると、きっとそれはこの映画の、多くを語りすぎない作風に原因があるんじゃないかと思います。
見る人の想像力にゆだねる部分が多いというか、台詞よりも雰囲気で語る部分が大きかったような印象でした。
だから、私のように「ヘン! 音楽と雰囲気で流そうったってそうはいくかい!」って人には、登場人物たちの台詞がどうにも上っ面のガワだけのものに聞こえてしまうのではないかと思います。
私は教授の言葉のどこにウィルを揺さぶる要素があったのか分からないし、ウィルと教授がバカ話をしつつ仲良くなる場面も、そもそもなぜウィルがバカ話に興じてみようと思ったか分からない。悪友の青年がなぜあんなに親身なのかわからない。
こういう点を、作品で描かれていない部分まで想像力で補完できる人には、面白い映画だったのではないかと思います。
出演者1人1人ももちろんですが、作品として素晴らしいです。
当時の映画の中では色彩も素晴らしく、マットとベンの絡みでだけではなく、友情、親愛、
師弟愛、恋心、心の葛藤、全てが美しく描写されていて本当に最高の作品だと思います。
悪友なりにウィルの才能を理解していて、いつか成功する事を願っている気持ちが伝わってきて友情を感じた。
迎えに行った時、ウィルが家から出てこなかったシーンはジーンとします。
物語の構成はいいと思いますが、ウィルと教授、ウィルと彼女の、それぞれの関係性を築いていく過程が物足りなかったのでそこは残念だと思いました。
就職ではなく、結局彼女を選んだ結末もちょっと納得いかなかったです。
教授との関係にしぼって色恋なしでもよかったのではないかなと思いますけど。
でもなんだかんだ、もう一回観たくなる映画ではあります。
自分の将来に期待を持てないウィル。
その才能を将来に生かす事が出来るよう手を差し伸べる教授、友達、彼女。
しかし、自分自身・人との関係を信用しないウィルはそう簡単に手を取ろうとはしない。
それぞれの登場人物の背景、立場、考え方が良く作られていて、そこから生み出される物語。とても楽しめました!
心に、解き放たれていない物を持つ者同士の距離が縮まってゆく。
そして映画を通しての人間愛。
感無量です。良かった。
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