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銀河鉄道の夜とトトロをミックスしたような展開だったが、
ほとんど知られることのなかった北方四島の歴史が伝わってきた。
絵づくりなどは「風立ちぬ」の宮崎アニメよりも自然でよかった。

実話をベースにしているようだが
収容所の父に会いに行くシチュエーションはちょっと無理がある感じだし、
戦後の家族の顛末をもうすこし描いてほしかった。

すごく真面目な良作ではあるけれど、たぶん興行的にヒットは??

後半の展開は無理矢理感が強いけど映画としてはこれでよかったな

まああまり酷いシーンが無いのも家族連れも考慮にいれたら
これぐらいでいいと思うし

しかし映画館自分一人だったんだが( ；´・ω・｀)

北方領土だからといってへんな政治臭もなかったし
人間賛歌だよね⊂（＾ω＾）⊃

ジブリとアイジーが融合したありえない作風。
特にアイジーが永遠と描き続けてきた、個人と国家体制の闘争が描かれている。
しかしこれまでのアイジーの映画だと、国家体制に反逆するのは大人とか軍人とかだったけど、今作でこどもを主人公にしてその主題が書かれるのはめずらしいと思う。

そして、押井守が描いてきた夢と現の表現も受け継がれている。
作中で起きてることは全て個人の回想なので、まるで個人の夢や記憶の世界を描いているかのよう。
背景が型通りの写実系ではなく、大胆に歪み家々のパーツが潰されてハリボテのようになっているのはこのためかと。

回想なので、夢と現と生と死がごちゃごちゃに入り乱れる。
その描き方がお脳がドロドロに溶けていくかのようでなんともいえないエ○さがある。

そう、この映画ってああいう絵柄の割にはかなりエ○い。

二人で洞窟から出てきただと？とか。
辰夫さん。こどもの頃から憧れてました。とか。
ターニャのこのまま腐って獣の餌になる。とか、野いちご食べるターニャとか。
森久司作画でスケッチが動き出して妄想ワールドに突入するとか。

リボンの巻かれた汽車の玩具とか。全体的にターニャがエ○すぎる。
スタッフは確実にターニャに萌えてる。服の上から、胸の膨らみも描かれてるし。
そんなこんなでターニャと妄想全開のデートを描いた後、
彼女の登場がバキっと途絶えて出てこなくなるのがいいんだよね。

あと、事実をモチーフにしているだけで、架空の出来事も多く含まれてると思う。