【エンタメ】映画「許されざる者」李相日監督 邦画の手法で迫る暴力の本質
米映画「許されざる者」が、舞台を明治時代の北海道に移してリメークされた。
13日に全国公開される。
メガホンをとったのは「フラガール」(平成18年)や「悪人」(22年)が絶賛された李相日(り・さんいる)監督(39)。
暴力の本質を描いており、「130年前の話ですが、現代の映画だと思っている」と話している。(櫛田寿宏)
幕末に“人斬り十兵衛”と恐れられた十兵衛(渡辺謙)は2人の子供とともに人里離れた寒村で細々と暮らしていた。
そこに幕府軍伝習歩兵隊で一緒だった金吾(柄本明)が突然訪ねてくる。
金吾は、女郎の顔にひどい傷を付けた開拓民2人に賞金が懸かっているので、
一緒に稼ぎに行かないかと誘う。
しかし、十兵衛には亡き妻と交わした「二度と人を殺さない」という約束があった。
李監督がクリント・イーストウッド監督(83)の「許されざる者」を見たのは20歳前後のころ。
「当時のハリウッド映画は『ターミネーター』や『ダイ・ハード』のような、
正義は勝つという映画ばかりだった。
だが、イーストウッド監督の作品は単純な勧善懲悪ではなく、解決の糸口も示されない。
当時は全部理解できたわけではないのに圧倒された。
本物の映画ってこういうものなのだろうなと感じた」と振り返る。
>>2以降に続く
ソース msn産経ニュース 2013年09月13日
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130913/ent13091308080001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130913/ent13091308080001-n2.htm
「許されざる者」から、十兵衛(渡辺謙、左)と大石一蔵(佐藤浩市)
元スレ:http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1379028124/
北海道の雪原でロケをした。登場人物が足跡のない新雪の上を歩くシーンがふんだんにある。
「夜のシーンでは歩き始めるスタート地点に着いた段階でまつげが凍ったり。
気温が低いのでパウダースノー。それが風で巻き上げられる。
そして30分おきに降ったりやんだり。天候にはずいぶん泣かされた」
賞金が懸かっている男たちがいる町には警察署長がいる。
下級武士出身の大石一蔵(佐藤浩市)で、町の治安を守るためなら暴力も辞さない。「人は暴力という潜在的な力を持っているがコントロールできなくなる。
だから連鎖が止まらない。いつの時代でもいえることで、
人間の根っこは変わっていないし、たぶんこの先も変わらないだろう」と、
作品のテーマを説明する。
アイヌの血を引く若者、沢田五郎(柳楽優弥)の存在が一つのアクセントになっている。
「多くの人にとってアイヌはなじみのない存在かもしれない。
そういう存在だからこそ感情移入しやすいキャラクターにしたかった」と話す。
見る者に終始緊張を強いる作品。決して分かりやすい話ではなく、
鑑賞後にスッキリすることもない。
「今の映画の流れにあらがっている一本。見終わって胸にどう響くのか、特に若い人に体験してほしい」と語った。
以上
日本映画は ださいよ
たらたらしてて 迫力もないし
香港映画とか 韓国映画は ハリウッド映画レベルで いいよね
老害たけしの映画も どれもおんなじだしね
しかし、リメークを日本でやると駄作になっている予感。
オードリー・ヘボン奴ならリメーク刷れば良いのに。
何しろ舞台が北海道の広大な原野というのが、どうも惹かれる。
おそらく外国で観られたら、「日本にもこんな広大なところがあったのか」
と驚かれるだろう。大雪原のシーンも観て見たい。で、結局観るだろうな。
北海道の大自然を見るだけでも価値あり、と。
広大だと思い込んでる君に説得力はない。
所詮3日もすれば回り切れるし人柄も把握できる。
クリント・イーストウッドはもうグラン・トリノの領域に達したのにな。
是枝は客呼べないし
本作はリメイクとして成功している例だろう。
オリジナルの主人公の過去はとんでもない極悪人だったので殺人を封印している理由が明確に感じられなかったが、十兵衛が旧幕府軍の残党という設定により説得力を与えている。
若いガンマン”キッド”の役どころもアイヌと和人の混血青年に変えたことで、出自を乗り越えたい、母をいたぶった父に憎しみを覚えると言った動機が、殺人を犯しに出かけるという理由に確かな輪郭を与えている。
なかなか重厚な作りに、邦画の可能性を改めて感じた。
私は出演者です。感謝します。
映画館に足を運んで下さい。これからも。