【北海道】函館・特撮ファン集うバーを経営 元アニメーター・小山りょうさん 「マスターではなく、おやっさんと呼んで」
北海道函館市に不思議な名前のバーがある。
その名も「アニメ 特撮BAR 青年ライダー隊」。
ここの客はマスターを「隊長」もしくは「おやっさん」と呼ぶ。
アニメ、特撮ファンの間ではまさに知る人ぞ知る、小山りょうさん(51)に話をうかがった。
函館市内を走る路面電車、函館市電は今年で100周年を迎える。
この市電の湯の川温泉駅近くに、ひときわ目立つ看板の店に足を踏み入れた。
フィギュアをはじめ、仮面ライダーのマスク、人気アニメのイラストなどが店内にあふれている。
小山さんはバーにやって来たお客に「お願いがあります」と、自分を「マスター」ではなく「隊長」「おやっさん」と呼んでもらうよう伝えている。
小山さんはかつてアニメーターとして活躍していた。
「18歳から33歳までやっていた。当時は月に500枚が平均だったときに、
月に1000枚描いていた」。
過労で体調を崩したりもした。30歳でアニメーターを引退し、
ジュエリーやアクセサリーのデザイナーをした。
41歳で函館に戻り、地元で不動産の仕事もした。
この店をオープンしたのは一昨年。
「東日本大震災があり、函館のみんなも沈んでいた。童心にかえって、アニメを見てもらいながら、発散してもらうというのがコンセプトでした」
客は男性が7割、女性が3割。日曜日は女性が多いという。
「敷居が高いというイメージがあるみたいです。マニアの人が集まっていると思われますが、『オタク』は来ません。オタクはこうしたところにカネを使いません」と話す。
店内にある展示物は「みんなの持ち込みのものです。お客さんが、みんなで楽しんでもらいたいんでしょう。
それと自分の足跡を残したいんでしょうね」。
会員になると隊員証が渡される。すでに800人以上の隊員がいる。
店では子供の頃の話や給食のこと、玩具の話で盛り上がる。
店内はいたってシンプルで料金を低く抑えるため、
キャンプ用の椅子だけでなくテーブルや棚も手作りという。
函館で育った小山さんは「函館の人は新しもの好きな一方で、すごい怖がり。
この店も知名度はあるが、なかなか足を運んでくれない」という。
楽しいひとときを提供する一方で、経営面は厳しい。
オープン以来、黒字はなく、「もう限度にきている」そうだが、
妻に「辞めようか」と相談すると、
「辞めないで。あなたも辞めたくないでしょ」と自分が働きに出ることにすると伝えた。
こうした内助の功もあり、店を続けることにした。
「マイナス思考でものを考えても始まらない。
われわれの世代が元気でなければいけない。
『まだこれから楽しいことがあるんだよ』と、伝えたい。明るくいこうよ」
そう言って笑顔を見せた。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130713/hkd13071312010000-n1.htm
元スレ:http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1373867834/
名古屋に飲食・パフォーマンス不可の出張所があるが、
札幌では本社とまではいかないがせめて水準として
趣味的な商売なら尚更に確実な儲け口は必要
小樽のアニメニクスは主人が飲食店経営してて、アニメイトが無いのでやむなく立てたというね
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