【ファッション】マンガ・アニメとファッション ファン心くすぐる「コラボ商品」増える
ファッションとマンガ・アニメは縁遠い存在のようだが、同じカルチャーとして
フラットに捉える若者が増えてきているといい、ファッション業界からコラボ商品の
投入が相次いでいる。
セレクトショップ「BEAMS(ビームス)」はマンガやアニメをテーマとした
Tシャツブランド「マンガート ビームスT」を売り出し、東京・代官山の専門店には、
10?30代のファッションに敏感な層を中心にファンが押し寄せているという。
ビームスがマンガ・アニメとのコラボTシャツの販売をスタートしたのは02年。
当初は「新世紀エヴァンゲリオン」などをモチーフとした商品を販売。
異例のコラボが話題となり、売り切れが続出したという。コラボTシャツを企画した
久芳俊夫さんは「ゼロ年代(00年)以降、ファッションに加え、アニメやマンガも
好きな層が増えている」という。
「例えば、10代のモデルの男の子が『けいおん!』が好き……と話していたり、
若い人はカルチャーをフラットに捉えるようになっていた。ファッションの表現が
変わる中、ロックTシャツと同じように着ていただけると考えた」と発案の理由を語る。
だが普通の“マンガTシャツ”ではない。マンガやアニメのTシャツは、例えば
「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空の道着を再現したものなどコスプレ色が強い
アイテムや、キャラクターや作品のロゴをプリントしたものが多いが、マンガートは
「自然に着られる」をコンセプトにファッション性を重視したデザインが特徴だ。
例えば、アニメ「這いよれ!ニャル子さん」のTシャツは、主題歌で人気となった
かけ声「うー!にゃー!」というフレーズをブランドロゴ風の「WOO!Nyar!」
とプリントするなど、ファッション性が高く、一見作品とは無関係だが、
ファンがニヤリとするようなデザインを採用している。
08年にマンガートをスタートしたビームスは、アニメグッズ専門店が軒を連ねる
秋葉原や中野ではなく、“オシャレな街”代官山に専門店をオープン。
売り上げはスタートから5年で約1・5倍に増加する人気ぶりだという。
ファッション業界でアニメやマンガとのコラボに注目しているのは
ビームスだけではない。ユニクロもコラボTシャツを売り出している。
ビームスのマンガートの中心価格帯が5000円なのに対し、ユニクロは
1000円以下のアイテムがあるなどターゲットは異なっているが、評判を呼んでいる。
ほかにも、20?30代女性に人気のブランド「アースミュージック&エコロジー」が
人気キャラクター「初音ミク」のTシャツを販売するなどの動きもあり、
久芳さんは「今後、さらにコラボが増えていくだろう」と分析する。
マンガやアニメ市場は固定ファンが多く、不況に強いとされていることから、
ファッション業界からの参入はさらに増えていくことが考えられる。一方で、
目の肥えたファンの心をつかむのは“門外漢”には難しいともいわれている。
マンガートが成功しているのは、久芳さんが
「スタッフが理解した作品を扱っているから」と説明するように、ファッション性を
重視しつつファンの目線に立った戦略をとってきたからだ。
今後もファンの心をくすぐるようなおしゃれなコラボ商品が生まれてくるか注目される。
元スレ:http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1371913650/
商品紹介のモデルがキャラの中の人でめちゃウケた。
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