1:
名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/13(木) 23:49:59.11 0.net ID:1
数年前一度見たんだがあまり良さが分からなかった
老夫婦が東京にいる子供たちを訪ねる映画なのだが
これといったクライマックスもないし
2:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/13(木) 23:53:24.57 0.net ID:2
見る年代で印象が変わるよ
そういう楽しみ方が出来る映画でもある
3:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/13(木) 23:56:30.73 0.net ID:3
そのときにみなきゃ革新性が伝わらんのじゃないか
8:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 00:01:16.56 0.net ID:8
あくまで映画監督が選ぶ映画だからね
小津安二郎の構図は日本的な床に座る文化のカメラアングルと言われて世界中の映画監督の度肝を抜いた
椅子に座るのが当たり前の外人にはあのアングルで撮るという発想がそもそもなかった
スレッドURL:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/morningcoffee/1476370199/
20:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 00:09:27.11 0.net ID:20
蓮實重彦『監督 小津安二郎』によって劇的に世界の評価が変わった映画
どっちにしてもこの評論を前提にしないと話は進まないほど影響を与えた
24:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 00:23:47.34 0.net ID:24
いやこれはマジでわからん
じいさん(りゅうちしゅう)ばあさんが広島から電車で東京の子供達に会いに行くんだがなにも起こらず
広島に帰ってから二人とも病気で死んで終わり
終わり!?って思ったわ
ただ、数人の子供達夫婦(いい大人)や孫がジジババを別段歓迎もしないでみな忙しそうにして
「熱海にお二人で行ったらどう?」
「それがいい」
とかジジババをほかってしまってジジババはただ黙って子供達に言われたとおりにして田舎に帰ってから死亡
ってのが人生とは空しいのうみたいなことなんかな
35:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 00:51:13.43 0.net ID:35
>>24
戦争が終わって必死に前に向かって生きてる子供たちと亡き夫が忘れられず前に進めない女性の話だな
良い人なのは立ち止まってるから余裕があるだけで
親に優しくできるが必死に生きてる方は親にかまう余裕がなくて悪い人というわけでもない
だから私ずるいんですという言葉がぐっとくるんじゃないかな
27:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 00:26:13.85 0.net ID:27
溝口の山椒大夫のほうが全然すごい
53:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 01:38:21.12 0.net ID:53
>>27
残菊物語とか溝口は戦前の方がよくない?
淀長さんも戦前の溝口がすごいと言ってたけれど
現存していないフィルムこみの話なのでくやしかった
55:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 01:41:05.11 0.net ID:55
>>53
現存してないフィルム込みにすると
小津溝口山中とかみんなそうなるw
残菊素晴らしいけどね
59:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 01:46:59.79 0.net ID:59
>>55
伊藤大輔とか戦前全盛期の巨匠が増えるだけかもしらんな
どこかに結構フィルムがあるらしいことを山根が突き止めたんだけど
諸事情があって公開は難しいらしい
30:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 00:33:21.15 0.net ID:30
こういう古典作品33の俺が見て面白いと思ったの
アルパチーノの70年代の作品ぐらいだわ
32:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 00:44:52.97 0.net ID:32
淀川はあんま好きじゃなかったみたいだね
はすみとの対談でも上品ぶってるとか言ってた
40:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 01:04:07.38 0.net ID:40
>>32
淀長は溝口の人だからね
別に小津を評価してないわけじゃないけど
34:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 00:49:46.82 0.net ID:34
リメイクしたのはなんの評判にもならなかった
36:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 00:56:47.86 0.net ID:36
よくある普遍的な家族の話なんだけど美意識が他にないぐらい徹底してるから
45:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 01:18:58.77 0.net ID:45
当時は14時間くらい列車でかかったんで尾道にされたってきいたことある
64:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 01:54:33.89 0.net ID:64
故郷戻ってからの方が良いよな
66:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 01:55:39.94 0.net ID:66
昔のフィルムは劣化しやすいし自然発火するからね
不燃性のものに早く焼き直さないとね
67:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 01:58:50.02 0.net ID:67
誰も悪くない
でも幸福ではない
という話は西洋人の琴線に触れやすいというのはある
ユダヤ的悲劇っていう種類の悲劇なんだ
東京物語は悲劇というには
あまりにささやかなところがいいんじゃないかな
ささやかすぎて西洋人は扱ったことがなかったんだと思う
だからとても新鮮に感じたんじゃないかなあ
69:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 02:01:05.10 0.net ID:69
笠智衆なんて父ありきですでに年寄りの役やってたもんな
70:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 02:04:43.78 0.net ID:70
フィルムアーカイブの勉強したけど
そのフィルム自体映写機にかけてるから
それだけで傷があるし
昔って技師さんがいらない部分切って上映してる場合もある
77:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 02:15:44.06 0.net ID:77
>>70
この前出た岡田秀則のフィルムアーカイブ本は面白かった
79:名無し募集中。 。 。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 02:18:23.32 O.net ID:79
部屋の中を定点カメラで撮ったり
結構面白いカメラワークしてる
話的には世の中の核家族化が進んでいく悲哀
笠のじいさんが東京に出て来るも居場所がなくてかわいそうだった
83:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 02:37:26.30 0.net ID:83
今もそうだが当時の東京の住宅事情も考えないとな
田舎の古い屋敷なら客間がいくつも取れるが東京じゃ急に親が泊まりに来ても困る
あと「東京で医者をやってる自慢の長男」が場末(荒川)の町医者だった失望感とか
88:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 04:44:36.67 0.net ID:88
プロから見るとあの手法というかスタイルの完璧なまでの統一感は羨望の的なんだよ
誰もあそこまでやりたくてもやれない
やっても失敗するのが見えてるから
91:名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2016/10/14(金) 04:54:12.58 0.net ID:91
>>88
どの瞬間を切り取っても小津の作品だってわかる
そんな監督世界にそういない
いくら技法的に優れていようが、あのテンポの悪さと演者の棒読みはさすがにキツい
すげえ2chにも残菊とか好きなシネフィルはいっぱいいるんだな
映画は総合芸術だもの
東京物語は撮影技法だけじゃなくて演出や脚本や演技も優れてる面白い映画だよ
あんなに丁寧かつ冷ややかに普通の家族を描いた映画あんまりない
>これといったクライマックスもないし
>なにも起こらず
この映画になにを期待して観てたんだこいつらは…殺人事件とか怪獣とか?
ここ数年でよく名前聞くようになったねこのひと。見てみたい
いやいやずっとまえからずっと有名だったでしょ
それはここ数年であなたが映画や映画評論に興味を持ちだしたからなのでは・・・?
黒澤小津溝口
もう他の映画要らないかも
大学の事業で一部だけ見たけど、地味だが何故か惹かれる作品だった。
とりあえず、葬式後のシーンの長女を張り倒したくなった。
いや、まず大前提に「都会に出た息子や娘のところに親が訪ねていくが子供たちは忙しそうにしていてほとんど構ってもらえずむしろ邪魔者みたいに扱われて田舎に帰っていく」という大筋についてちゃんと書こうよ。それが普遍的なテーマで、だからこそ全世界で見られているのに。日本の一部と田舎しか出てこない映画なのになんで世界の人が見ても心を打つのか、それが理由だろ。クライマックスがどうとか映像の撮り方がどうとかそれ以前に語られるべき部分だと思うんだけどな。
海外でほぼまんま内容が東京物語と同じ作品も作られているよ。
さらにこの両親に一番親切にしてくれるのが亡くなった息子の嫁で血の繋がっていない人物だというのもポイントになっている。実の娘は嫌な感じの娘で対照的なキャラクターになっている。
同じ土地で生き、自分で育てた我が子がまるで他人のように見えるという親の哀愁みたいなものを感じないか。親のことをまるで子供扱いし、忙しくて構ってられないから熱海にでも行ってもらったらいいんじゃないかなんて言い出す子供たち。こういうのってこの時代だけの話でもないし、日本だけでの話でもないんだよね。
現代人の多くは映画は感情移入して見るものだと思っている。主人公と同じ気持ちになって何が起きるのかドキドキしたり、泣いたりする。でも作品には一歩引いた視点で見るものもある。
撮影の仕方でいうと小津ショットという低いアングルで固定した撮影方法。これによって一般家庭の日常を客観的に見ているように感じる。主人公も存在せず、誰にも感情移入しない。なので退屈だと思う人も出てくる。