シン・ゴジラ=エヴァ?庵野監督の作る現実的な虚構がスゴイ!
キャッチコピーの「現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)」の通り、日本政府を中心にした現実にいる人々と、未知の巨大生物ゴジラの戦いを総勢328名ものキャストで描いている。
そんな『シン・ゴジラ』の監督は、庵野秀明。
庵野監督の代表作といえば、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン(以下、エヴァ)』だ。
■『エヴァ』の制作を止めてまで『シン・ゴジラ』に
2015年4月、庵野監督が『シン・ゴジラ』の監督を務めるとなったとき、コメントを発表。
その中で『エヴァ』への思い、そして『シン・ゴジラ』への思いを語った。
『エヴァ』は新劇場版4部作のうち3作品を公開、最後となる『シン・エヴァンゲリオン』がいつになるのか…と注目されている。
2012年に3作目が公開されており、2015年に公開されるのでは?と噂され、コラ画像まで出回ったくらいだ。
そのため、この発表には「ゴジラを作っている暇があったらエヴァを作れ!」「もうエヴァ作る気ないんじゃないか?」と、反発の声も多かった。
もちろん庵野監督自体もそのことは理解しており、『シン・ゴジラ』の完成報告会見で自ら
「最初に謝っておきたいのは、『エヴァ』の新作を長らくお待たせしてしまっていること。ファンの皆さんには深く深くお詫びします。申し訳ないです」と話すほど。
■シン・ゴジラ=エヴァ?
そして7月29日に公開され、興行通信社の発表した週末興行収入で1位を獲得。ネット上でも評価が高い。
庵野……オレの負けだ……
#シンゴジラ
? 島本和彦、8/14日曜日西地区れ 56a (@simakazu) July 29, 2016
IMAXで観てきた。
紛れもなく庵野さんの「シン・ゴジラ」だった。時間をおいてから、もう1回観る。
pic.twitter.com/rISDtRsjO3
? 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) July 30, 2016
このように、著名人も絶賛しているのだ。
そんな中、『シン・ゴジラ』が『エヴァ』に似ている…と話題になっている。
シンゴジラ、変な言い方だけどガルパンとエヴァだった。あとむっちゃ怖い
? Megsis (@DJ_Megsis) July 30, 2016
シン・ゴジラ見てきました。
マジでゴジラでエヴァしてた。エヴァンゲリオンが無い頃の使徒戦だわ……控えめに言って最高だった
? †┏┛鶏冠┗┓† (@kae722) August 3, 2016
こんな意見も。
「シンゴジラってまんまエヴァじゃね」に対して
「あんなまともな人間しか出てこないエヴァがあるか」って反論がスッキリする
? ディープバレー@三日目セ25b (@deepvalley) July 30, 2016
https://news.nifty.com/article/item/neta/12189-150232/
2016年08月04日 08時30分 しらべぇ
エヴァンゲリオン 「魂のルフラン」
こうした感想を見ていると、「じゃあエヴァを知らない人は面白くないのか?」と思う人もいるだろう。
しかし、実際にしらべぇ編集部が観に行ったが、 全くそんなことはなかった。
「昔からのゴジラが好きな人」
「エヴァが好きな人」
「どちらも今まで知らない人」どんな人でも楽しめるはず。
子供にとっては怖すぎたり、少し難しい部分があるので家族で見に行く時は注意が必要だ。
もちろん、エヴァ好きからすると「このシーンってあれに似てる!」「音楽が!」など、対比したくなる部分もたくさん。
ただそれ以上に、もしも今の日本にゴジラが現れたらどうなるのか…
別の世界線で本当に起きた巨大生物の到来をドキュメンタリーとして見せられているような、そんな気分になる。
ちょっとでも興味がある人は、劇場の大きなスクリーンで絶対に見るべき作品だ。
スレッドURL:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1470436264/
エブァなんか知らないし、ゴジラファンでもない
でも、心が震え、怖い
群像劇やテンポのいいセリフ回し、シリアスを壊さず踏み込み過ぎない軽妙さ、などなど、
往年のタッチの再現振りが見事だったよ
「エヴァ」っていう奴も、あの中にあった喜八タッチが劇映画に正当にはめ込まれた感じ
何より、冒頭疾走する博士の写真が故・岡本喜八なのが証拠
岡本喜八は特撮をあんなもんしゃーないと言っていて
極力使わなかった監督だよ
さすがに格調が違う
つまり明確なテーマ性と太い思想がない
自分でなぜこんなプロパガンダ撮ったと書いたが
実は検討はついてる
これは単なる庵野のフェチ
怪物とドンパチするのにとにかくリアル風な設定作らないと興奮しない
そういう演出してたら結果的にプロパガンダぽくなったんだろ
その浅はかさがこの作品の最大の弱点
でもエヴァ一話の戦自VSサキエルを映画にしたと考えれば興奮する
あれはゴジラぽい使徒と考えて納得することにした
もちろんエヴァの一側面だけど
ポンプ車の運転手が主役だな
その猛烈な体験をそのまま映画に混めたような映画に感じた
知ってればさらに面白いのかな?
たぶん知らない方が楽しめる
エヴァが好きな人が見れば「このシーンはエヴァの・・・」とかBGMとか
ニヤっとしてしまう。地下からエヴァが浮上してきそうで。
そっちの心裡も理解できる
それだけ含蓄の深い映画だし、観た側の心裡が翻弄されるんだよ
ただ、観もしないで勝手に勝利宣言しているような奴は
そのエネルギーを自分なりの人生を充実させることに使えよ
中盤までならキャッチコピーの通りだと思えるが、最後まで見ると、ゴジラの方こそ現実(3.11)の模倣であり、
日本側は、こうあって欲しいという願望が反映された虚構である事が分かる。
実はあのキャッチコピーは逆で、本当は「ニッポン(虚構)対ゴジラ(現実)」だという痛烈な皮肉が込められた作品。
いい解釈だわ
庵野は311から回復していく日本と壊れた自己の恢復を
願望として重ねていたと思う
エヴァと比べても明らかに前向きな内容だった
ゴジラは核の被害者でー
愚かな人類への警鐘で罰と言うテーマしか認めない
初代ゴジラ原理主義のサヨクは気に入らないらしいな
前向きに頑張ってる日本人が嫌らしい
間違いなく歴代最高だった
女受けはせんだろうが
俺の彼女は大絶賛してたよ
女だけど1人で観たけどすごくよかったよ!
もう1回は行こうと思ってる
あ~~~www
ってなったけどだんだん
あーーーー
うぉーーーー!!!
ぎゃぁーーーー!!!
ってなった。
(因みにオレ男性気持ち悪くてすまん)
リアルエバだった
劇中の音楽もこれ以上のもの結局はなかったんだろうなぁって思った
あと車両鉄は号泣ものだと思うwww
それだけで価値がある
ドキュメントに近い
その膨大なシナリオをそれなりにまとめただけでも庵野をだいぶ見直した
ゴジラを知らなくても良い
エヴァを知らなくても楽しめる
映画をたくさん見ている人も
あまり見ない人にも勧められる
希有な作品だよ。
だな
ピュアで尚且つ信仰心が強い人って感じ
エヴァで色々「は?」と思ったけどシンゴジには衝撃受けた。
人の感想なんて色々よ。
これほど感情を揺さぶられた映画は久し振りだ
ゴジラに対する結論も共生でも排除でもなく共存って言ういかにも日本的なバランスのとれたものだったし、受け取り方によって解釈の変えられるものだからね。
ただ、例えば日本を一度下げた後上げることでことで自己否定を埋めてあげたり
現実と地続きの虚構を見せることでリアルに見せたり
最初にお前らも好きにしろと選択肢を与えるふりをしながらこの映画を観ている人全員がおなじ結論を出すよう仕向けたり
とあからさまにマインドコントロールの手法を使ってるので、そこが臭く感じる人は合わないかなと思う。
あの映画サイズだと制限される
メイキング思いっきりつけて欲しいわ
コメント
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コメント (4)
映画ではゴジラの災厄を一応収束させたが現実は原発事故を収束できてない
という部分をどう受け止めるかは賛否別れても仕方ないところだな
今後確実に訪れる東海大震災で絶望的な状況になっても
日本を見捨てず頑張ろうという解釈も可能だし
物語後半で、やたらフランスの名前が出て来たのは、フランスの核実験で生まれたハリウッド版ゴジラ(マグロを食べるエメリッヒ版)に対しての当て付けかな?
「合わせて読みたい」じゃないけど、
同時期に『太陽の蓋』が公開されているのは面白い
シンゴジラ劇中の日本人と違って、現実の311において日本人(おもに民主党政府と東電と原発村)は連係も何もなくぐだぐだな空回りしか出来なかったことを再確認させられる
もっとも『太陽の蓋』は映画としての質が低いのでオススメはしないよ
凄く前向きな作品で、何をそんなにエヴァエヴァ言ってるのか正直分からんところがある
エヴァ以外の作品知らんのかと
俺は直撃世代だが、エヴァがこんなに大人が有能で前向きで、ひたむきなテーマに向かって進んでいた作品だったらこんなに拗らせてないよと言いたいw
BGMやら小道具やらで全部それと思い込んじゃうのかな