高畑勲氏『火垂るの墓』『となりのトトロ』との同時上映に「不安あった」
『火垂るの墓』(1988年)、『かぐや姫の物語』(2013年)などの作品で知られる
アニメーション作家の高畑勲氏が28日、都内でフランス・デンマーク合作の長編アニメーション
『Long Way North』(レミ・シャイエ監督)の上映会にゲスト出演。
「何かについて書けだとか、語れだとか。年寄りになるとこういうこと増えるのかな」
と少し照れながら登壇し、感想などを語った。
高畑氏は自身の代表作『火垂るの墓』について、
「公開前は子どもに観せていいんだろうかと、不安になったことがあった」と振り返り、
「あのトトロと同時上映だったんです。(同じ料金で)どちらを先に観るかという問題。
『火垂るの墓』を先に観た人はかわいそうでしたね」と語って笑いを誘った。
当時は“アニメは子どもが観るもの”というイメージがいま以上に強く、
戦争の悲惨さを描いた『火垂るの墓』は子どもには刺激が強いと批判されることも想定していたそう。
「もちろん子どもが観たって平気だと考えて作ったんだけど。本当に問題にならなかったね」
と心配は杞憂に終わり、夏の時期になると、テレビでも放送される定番のアニメとなっている。
一方、この日上映された作品は、まだ帆船が活躍していた時代、
少女サーシャが、祖父の歴史を辿り、サンクトペテルブルグから極北への航海に挑む冒険談。
3月に開催された『東京アニメアワードフェスティバル2016(TAAF2016)』のコンペティション部門・
長編アニメーションでグランプリを受賞した作品だが、国内では配給がつかなかった。
高畑氏は「アニメは嘘をつくけれど、この作品は嘘のつき方気持ち良い。
この上ない困難に立ち向かい、状況が好転して目的を達成するシンプルなストーリー。
この単純さが大事なんじゃないかな」と作品を評価しつつ、
「配給がつかなかったということは、採算取れない、日本ではウケないと判断された。
それはどういうことなのか。その答えを持っているわけではないけれど…。
配給会社の人が見に来ていたら説得しようかと思ったけど、いないみたいだね」と、
クオリティーの高い海外のアニメーション作品がなかなか日本で上映されない現実をぼやいていた。
長編アニメーション『Long Way North』(レミ・シャイエ監督)上映会のゲストとして登壇した高畑勲氏 (C)ORICON NewS inc.
http://www.oricon.co.jp/news/2075861/full/
スレッドURL:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1469736873/
線画のまま公開したからか
一部が
そりゃあ、近衛では配給つかん罠
アニメはやはり動かないと。
予告編みたけど面白そう。
これ配給しないとか日本の映画業界は腐ってるぜ
ワンピと工藤とドラえもんのローテーションで家族連れを呼べるのに
あえてリスクをとるわきゃないわ
デジタル名画座みたいなのがあればな
デジタル上映で観てみたい
4Kで
この感じは確かに日本人にはうけないね
かぐや姫の絵柄のほうがまだまし
結局テレビ局がからんでくれないと興行望めない
チョコレートかじりながら刺身食うみたいな
オールナイト3作品同時上映で朝を迎えたが
ほぼ内容を理解してなかったのもいい思い出
同時上映やってるのってもう田舎のエ口映画館くらい?
ていうか、長すぎねぇ?w
その昔映画館はいつ行こうが出入りは自由で
朝から重箱を持って行くような場所だったらしい
娯楽が少なかった古き良き時代の話か
製作当初はトトロは中編映画の予定だったらしいけど
ホタルもトトロもどちらも中編じゃおさまらなくて長編になったけど同時上映は変わらず
単に兄貴のわがままが全ての原因じゃん
兄貴に振り回され最後は栄養失調で死ぬ節子ほんと可哀想
そういう感想が正しいし、監督自身もそう言ってるので
一般的にそう考えるのが正解なんだろう
高畑監督はそういう風に描いてますけど、誤解されてるよね
戦争下の極限状態での話だよ
単なる身勝手な兄の話じゃ共感を生むのは難しいよ
アニメ界の「岩波ホール」として海外のアートアニメの上映に力を入れたらいいんじゃないだろうか
「アーネストとセレスティーヌ」とかGAGAに先こされたが、ああいうのを期待している層向けに
火垂るを後に観て、どんよりとした状態で帰ったのは俺だけではあるまい。
まあ、でも後に火垂るの墓は大好きな映画になるのだが。
街の喧騒に気づいてようやく我に返った記憶
コメント
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コメント (4)
疲れた大人は重たいテーマなんて消化できないから、好きなアイドルが活躍して性欲を刺激するような作品や
流し見でも筋が分からなくならないようなワンパターンかつ単純な作品が好まれる
むしろ子供の方が作品をしっかり見るし、お色気に頼れないので火垂るの墓や怪獣使いと少年のようにテーマで勝負するしかない
子供の時にそんな考えて観てたかなぁw
ガンダムとか仮面ライダーとかウルトラマンとかゴジラとかそういう作品ばかりが生き残ってきたから、忘れてるだけで考えて見てたんじゃない?
批判を嫌った温さと惰性で作った自称子供向けの玩具っぽい続編はよくコケるけど
大人の思う「こうすれば子供は喜ぶ」が的外れなのは何時の時代もそう
ワンピース飽きた。