マシニスト
クリスチャン・ベイルが30キロものダイエットをしたという事と
ストーリーについては極度の不眠症の男の話・・
としてしか知りませんでしたが(いつもながら前知識ありません・・汗)
怖いイメージがあったので手が出せなかった作品です
ドキドキしながらも
怖い映画を立て続けに観ている勢いで(?)枕抱えてTVの前に鎮座
怖いといより・・すごかった。
謎の男はなぜトレヴァーの前にしか現れないのか?
なぜトレヴァーは空港までコーヒーを飲みにいくのか?
同僚の事故や、自分も危険な目にあった事故は?
そして謎のメモは一体どんな意味??
物語が進んでいくにつれ、謎は重なっていくばかり
出口に繋がるようなヒントはなく
糸が絡まるというよりは
小さな雪の玉が、大きな雪だるまになっていくように
謎が大きくなっていって目が話せない
全ての謎が解けたのは本当にラスト
すごく説得力のある理由
観はじめてすぐにクリスチャン・ベイルの姿に
あの精悍な『バッドマン』や『リベリオン』の面影はどこに??と
彼の役者魂に圧倒されたけれど
すぐにこのなんともいえない物語に引き込まれて
彼の容姿はとても自然に見えてきました
ストーリーの流れや、画面の不気味さが
決して過剰ではないけれど
積もり積もった謎が解けるラストは
思わせぶりはなく、突然晴れ間が見える空のように
スッと全てのできごとが理解できるのは見事だと思いました
(私が鈍いから気づかなかったことも多いだろうけれど)
スティービーの存在は事実だったのだろうか?
トレヴァーに残された唯一の安らぎだと思われた彼女
少しだけ夢をみた幸せは見事に崩壊・・
それもまた、当然・・だったわけですね
クリスチャン・ベイルが演技派で素晴らしい役者であることは
これまでも数々の作品を観て知っているけれど
ジェニファー・ジェイソン・リーもいい役者さんですね。
デビューは17歳とベテランです
『ルームメイト』の彼女が強烈だけど
個人的には『黙秘』での彼女が好きです
怖いと思って手がでなかったけれど
もうちょっと早くみていれば良かったと思いました
決して、楽しい作品ではないけれど・・・(汗
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