バットマン絡めなかったら、少なくともここまでの話題作にはならなかっただろうな。

原作よく知らんけどこのジョーカーと原作のジョーカーが精神病院で出会ってジョーカーを受け継いだ説

＞バットマンが立派にヒーローに成長したらジョーカーおじいちゃんなんだが

あんまり言われるんでちょっと計算してみた。
ティムバートン版『バットマン』のジョーカーはジャック・ニコルソンが演じていて
当時50歳超え。ホアキンの演じたのは40半ばぐらい。ヒース・レジャーが30歳手前かな。
と言う事でホアキン⇒ジャック・ニコルソンのジョーカーならまあ10年後程度として普通にアリでしょ。（適当だけど）

見たときはすげえ作品だと思ったけど、後に公開されたパラサイトに全て持って行かれたな

それぞれの作品の良し悪し、好き嫌いは置いといて。
同時期に日本からは万引き家族が、韓国からはパラサイトが公開されそれぞれ評価されている。
格差社会と貧困をテーマにした作品であり、世の中全体がそれへの興味関心を強めていることは明らかであり、映画大国アメリカがこの流れに乗ることも同様に明らかであった。
その中、アメリカが満を持して世に送り出したのがジョーカー。
アメコミ、バットマンの有名ヴィランであるジョーカーを冠することでしか評価の対象になりえなかったか。個人的にはyesだと感じる。
映画ジョーカーの目指している方向性は間違いなく万引き家族、パラサイトと同じレールであるけれども、その本質部分のみに目を向けるとあまりにそれら2作品ほどのインパクトは含まれていないし、ブレがある。
理由は2つで、それら優秀すぎる2作品の記憶に市場が染まってしまい後手に回ったことと、ハリウッド的ビジネス故に興行を意識せざるをえなかったこと。
これらの対処策として取られたのがジョーカーの名を借りることだった。その名称のみで知名度とアピール力は絶大で、恐らくこれ無しでは企画自体通りようが無かったと思わされる。
結果から分かる通り効果は絶大であったものの、あまりにジョーカーというネームバリューが強すぎる為に本質部分が弱まるという作用も。
既に世界的には二番煎じのネタであるにも関わらず興行も果たすという難易度Aを成し遂げたのは流石ナレッジの厚みが他国と比にならないと思わされ、その点は本当に驚かされる。
ジョーカーの名がなければその他多数の作品に埋もれる作品だと個人的に感じるものの、このハリウッドの底の深さは素直に評価されるべき。

監督がインタビューで、作中のジョーカーに心酔した信者がダークナイトのジョーカーていう説を暗に肯定してたよ