『シン・エヴァンゲリオン劇場版』には「Premiere Pro」が使われた 映画制作を支えたAdobeによる新機能
4月19日時点の発表では、公開初日から42日間で77億円、観客動員数500万人を突破するなど、数あるシリーズ作品の中でもこれまでの最高記録となり、文字通り大ヒット上映中だ。
そうした『エヴァンゲリオン』の最新作の編集にはAdobeの動画編集ソフト「Premiere Pro」が使われていることがAdobeから明らかにされている。
■Premiere Proはすでにプロユースでも人気だが、超大作映画での採用も狙っていく
本誌の読者にとってPremiere Proという動画編集ソフトは、一種のデファクトスタンダードのようなイメージがあると思う。
Premiere Proは動画編集ソフトとしては、確かにハイエンドユーザー向けであり、Adobeの関係者は、コンシューマだけでなく、TV番組の編集のようなプロユースでも使われていると説明する。
例えば、TV番組のディレクターが手持ちカメラで撮ってきたような尺が短い動画の編集を行なうには、Premiere Proの生産性の高さが評価されているのだという。
では今回の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のような超大作でかつ膨大な素材の編集に関してはどうかと言えば、通常さらにハイエンドな編集ソフトが必要になる。
今回の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の編集を担当した辻田恵美氏は、「『新劇場版』シリーズでも『:Q』の時まではAvid Media Composerを使っていた。また、学生時代にも授業で取り上げられていたのはAvid Media Composerだったし、AppleのFinal Cut Proなども多かった」と説明する。
Avid Media Composerはプロ用の動画編集ソフトで、実際日本の映画作成シーンではよく利用されているという。今回初めてPremiere Proでの本格的な編集に取り組んだ辻田氏によれば、両者の違いは「似ているようで違う。例えばプロジェクトの名前を変えると別名保存しないといけないなど、細かな使い勝手は違っていたり、編集当初は膨大な量のファイルを扱うには工夫が必要だった」とのことだが、大きな意味ではどちらも編集ソフトであり、「慣れ」という人間側の課題を除けば特にPremiere Proに乗り換えられない理由はなかったと説明する。
しかし、やはり人間はどうしても慣れ親しんだツールを使いたがるものだ。そこがAdobeにとってPremiere Proを使ってもらう上でのハードルになってしまっている。
■映画での編集にPremiere Proの採用を促すためにサポートチームを用意
Adobeは、映画制作の本場であるハリウッドの映画スタジオをサポートするために、専任の「カスタマーエンゲージメントプロジェクト」というチームを持っており、映画産業でのPremiere Proの利用シェアを上げていく取り組みが行なわれている。
Adobe Sr. Strategic Development Manager, Professional Videoのヴァン・ベディエント氏は、「Adobeにとってこのプロジェクトをやる意味は、ハリウッドの映画スタジオをサポートするだけでなく、製品をより良くするという意味がある。というのも、ハリウッドの映画スタジオの編集者は常に新しい機能を必要としており、そのニーズを取り込むことは、一般のユーザーにも意味があることだからだ」とその意味を説明する。
Adobe Film Engineering Team, Leadのトッド・リーダー氏は、「昨今のPremiere Proは超大作の長尺映画の編集も既にできるようになっており、多くの方に使っていただいている。そして実際に使用したユーザーからの声を吸い上げ、Premiere Proの機能をさらに向上するためにAdobe Hollywood Officeが設立された。Hollywood Officeではユーザーの要望に即座に対応するため、リリース前の機能などを実装したプレリリースビルドでお客様に試していただき、その後製品版に実装するという手順になっている」と述べ、こうした取り組みが製品版のPremiere Proの開発に良い影響を与えているとした。
そうした取り組みの結果として、「ヘイル、シーザー!(原題:Hail, Caesar!)」、「デッドプール(原題:Deadpool)」、「ゴーン・ガール(原題:Gone Girl)」などのハリウッド映画がPremiere Proで作成されたことで知られ、米国では既にPremiere Proの使用が珍しいことではなくなってきているという。
こういったサポートの延長線上に、Adobeが今回の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を製作した株式会社カラー(以下カラー)をサポートしたという動きがある。
以下ソース先で
2021年4月28日 06:50
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1321712.html
スレッドURL:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1619601949/0-
コンプリートプランにするがよろし
ムービーメーカーって簡単な動画編集では右に出る者がいないほど使いやすいソフトなんだけどね。
日本版はもうないから英語版ダウンロードして使ってるわ。
あんな使いやすいソフトを廃止したなんて理解できない。
好きだった
今のやつ分からんだろな
自分も移行中だし都内の編集室でもMedia Composerを探すほうが大変
マルチロールじゃないならPremiereのほうが楽な感じはある
ソース取り込んで小規模で編集するだけならFinal Cutですらいいし
リニア編集や大規模になると使えないからMedia Composer使ってるわけで
これですら使いこなすの難しい。。。
モーションキャプチャーとかなんか違和感あるな
家屋のセット内でカメラアングルやカット割りを決めるためのモーションキャプチャーじゃなかったか?
バトルシーンもモーションキャプチャーを使っていたの?
TVの編集室の主流はプレミアだろう
アニメでは珍しいってこと?
Proだろ?十分高級機
20年前ならともかくさぁ
コメント
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コメント (2)
10の機能を使うために10万掛かるしょうもないソフト
そもそもエヴァに使われたのは市販のままでなくアドビが要望の機能を特注した特別版
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