家出の設定要る？

>>11
この方が言ってる通りです。
私はあまり好きな作品では無いです。

「秒速〜」を初めて見て、何だか重苦しい時間だった。
モノローグが「北の国から」よりもっと叙情的で重い感じで、深海作品は避けていた。
「君の名は」は上手くエンターテイメント作品になっていて素晴らく、お客さんを呼べる監督になったと思ったが「天気の子」でまた厨二病が発動した感じの作品に戻ったと思った。

「ワイら揶揄を込めてセカイ系だとか厨二だとか何とか言われますけど、まぁ確かにたかだか十代の少年少女が世界を救ったり滅ぼしたりできるなんてのは荒唐無稽なガキの妄想でしかありえないのはわかります、せやけどやっぱりワイらはこういうのが好きやからごちゃごちゃ言われても気にせず世界滅ぼすで」
っていうメタ的なメッセージがわかりやすい
おもしろかった

一番面白いのは猫だろ

主人公が世界を救う道と、好きな女の子を救う道を両立できない設定にしていること、また、主人公は世界ではなく女の子を救う道を選ぶこと。これらが納得できなくって公開当時は見終わったあとにこの作品に対して君の名はのような手放しでの称賛というわけにはできなかった。
本当に世界の様々を変えてしまったコロナ渦を経験した今、そもそも変わろうとする世界を誰か個人が特に幼い子供がそれを阻止するなどあまりに荒唐無稽であることを実感できてしまった今、天気の子で主人公が選んだ道は自分勝手な道ではなくその時取り得る最善の道を進んだものであると見方が変わった。
世界を救うなんて大人の偉い人たちに任せておけばよし。どっちにしたって子供たちにどーこーできるものでなし。そういう意味では真っ直ぐに純粋に年齢相応の素直な帰結であったと今は捉えている。
それを踏まえて改めて見てみると、なかなか良いドラマに仕上がってる作品だなーと感じた。