「マッドマックス」と「まどマギ」の勝因と共通点!映画のカッコよさはどこから生まれるのか…
今回寄せられた質問は「『ガールズ&パンツァー劇場版 4DX版(ガルパン)』を見ていたら、感想をぜひ」というもの。
新作の劇場版は見ていない岡田氏ですが、前作の劇場版(『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』)に対しては「戦車戦はすごくおもしろいが、キャラクターの日々のエピソードはいらない」と批評。
その他にも『マッドマックス 怒りのデスロード』と『まどマギ(魔法少女まどか☆マギカ)』が成功した理由やかっこいい映画の共通点について語りました。
◆『ガルパン』のキャラエピソードは正直どうでもいい
岡田斗司夫氏(以下、岡田) 「『ガールズ&パンツァー劇場版 4DX版』を見ていたら、感想をぜひ。4DXを初めて見ましたが、揺れの激しさに感動しました」。
いや見てないですけれども、
『ガルパン』はおもしろいですよ。おもしろいですよといってもですね、本当に『ガルパン』のファンの方には申し訳ないですけれど、前半1時間はいらないんですよ。
たぶんこれ前もニコ生で『ガルパン』を見た直後に言ったと思うんです。
「キャラ、どうでもいい」と言ったら言い過ぎなんですけれども、どのキャラがどんな思いを込めてあの学校に行ってるのかというのは、正直どうでもいい。その部分は陳腐なんですよ。
『ガルパン』というアニメは1つのアニメの中に陳腐な部分とすごくいい部分があって。これを『ガルパン』として語らなやきゃいけないのに俺いつもモヤモヤしてるんです。
あるでしょう?
たとえば、すごい美人だけど性格最悪の女とか。
あと、絵は下手なんだけどむちゃくちゃおもしろい漫画とかね。
いろいろあるじゃないですか。『ガルパン』は、それで言うと、戦車戦はものすごくおもしろいんだけども、それ以外はたいしたことないアニメだと僕は思ってるんですね。
劇場版は「その対戦を深く描くために」と製作者が考えてんのだと思うんですよ。どうでもいいキャラクターの日々の移ろいが1時間も描かれて、もうめんどうくさくて、めんどうくさくて。
「そこもういいよ。お前ら、そこはあんまり才能ないんだからさっさと飛ばせよ!」というふうに(笑)。
(骨折した)あ、あばらが痛い。
我ながら「ひどいこと言ってるな」と思ったら肋骨が痛くなってきた。
天罰かもわからないですね(笑)。
*続く
そこはどうでもいいんだから、肝心のお前たちが自信持って「これが俺たちは描きたいんだ」という部分を出せばいいのになと思ったんですよ。
そこらへんが『マッドマックス』と似てるんだけど違う部分で。
『マッドマックス 怒りのデスロード』は、監督が「俺が描きたいのはここだ!」って余分なものを廃してすごい部分だけ2時間半ぐらい描けたら、あんな気が狂ったみたいな格好いい映画になるんですよね。
『ガルパン』も「女子高生が戦車やる」っていう世界が気が狂ってるわけですよ。
それをちゃんと作品として見られたいために、主人公の動機付けとか、女の子たちの悔しさとか、女の子がもう1回手をとって立ち上がるという、ほかのアニメでさんざんやってることを、いちいちちんたらたどるから。
「見たらすごいんだけども、なかなか見る人が来てくれない」というやつになっちゃうので、「もっと狂った出来にしてくれたほうがよかったのにな」と思います。
『まどマギ(魔法少女まどか☆マギカ)』がなんで成功したのかというのをもっと真面目に考えたほうがいいです。
『まどマギ』の劇場版にしても、テレビの後半にしても、何が成功したのかというと、あえて他のアニメでやってるような、いわゆるの部分を全部捨ててしまって。
「もう頭がおかしいと思われてもいい。ここを集中して描きたい」と、描きたいところに集中的に技術とか自分たちの資産。
それは、どのスタッフがどれぐらい参加してくれたとか、スケジュールがどれぐらいあるのかというのをすべて投下したから、いらないものを排除してここだけを選択して表現しようってやったから、ものすごい作品になれたわけなんですね。
『ガルパン』は僕はちょっと、劇場版ものすごく好きなんですけれども、文句があるのは「どうでもいい部分をちんたら描きやがって」の部分ですね。
それは、この間の『スターウォーズ』の新作パート7もちょっとあります。
なんかね、ご機嫌うかがいして、たぶん数年前のエピソード1の悲劇が忘れられないのだと思うんですけど、普通のことをちゃんと描こうしてたたらを踏んでるような感想を受けちゃって。
『スターウォーズ』も、もっと問答無用で狂っちゃってもいいのになって思いました。
そこらへんが、「ファンにだけ売れるものではなくて、私たちは新たなサーガをまたもう1回一から作るんだ」という気合がちょっと空回りしてしまった。
そこらへんがアカデミー賞を取れなかったあたりでもないのかな、と思うんですよね。
「マッドマックスぐらい狂っちゃえばいいのに」というですね。
もう2015は『マッドマックス』がすべてを語ってくれるというですね。
*以上
前半の大洗戦おもろいけど
評論家の言うとおりに作って映画が面白くなった試しはないよ
マッドマックスと比較すんなみたいな。
こいつは完全後追いだよ
マッドマックスについてはリアルタイムで全く反応出来てなかった
宇多丸とかが大騒ぎして高評価も定まってきてから
マッドマックスすごいのは当然として~といった語り口
逆にガルパンにはいきなりくいついて
マッドマックス並み!と断言してみたものの
宇多丸らがそこまでではないと評すると
ドラマパートは邪魔だったけどね~などと立場を修正したのが今回
マッドマックスに反応出来てないって終わってるな。
アカデミー総嘗めにしてた理由って日本のヲタクの方がピンとくる理由だと俺は思うから。
マッドマックスのテーマがフェミニズムだから語りづらいのもあったかもな
イモータン=岡田斗司夫説
と言ったらさすがにジョー様に失礼過ぎるか
ジョー様は岡田と違ってちゃんと孕ませてるし
あの映画のテーマか・・・。
俺は信念に男女差は若干ハードルはあってもあまり存在しないと思っているからそこには至らなかったわ。
因みにマッドマックスがアカデミーに担ぎ上げられた要因としては
本家がフォロワーをパクり返したってのがデカいと見てる。
これって素敵なアンサーだと思うんだわ。
ガルパンとマッドマックスの両方を見たがガルパンの日常シーンは4DXで必須
マッドマックスは2時間揺れっぱなしでメインディッシュが来る頃には慣れてしまった
一旦、一回体をリセットするためにはああいった時間は必要
言うなれば遊園地でのアトラクションからアトラクションへの行列待ち時間
それがガルパンの日常シーン!!
一見無用なようで必要なのだ!
元スレ: http://potato.2ch.sc/test/read.cgi/moeplus/1459275623/
まどマギは名作
これで比較すんならなガルパンはマッドマックスじゃなくてこの前のゴジラだよね。
岡田斗司夫は嫌いだけどガルパンの日常パートみたいのは確かに面白くなかった、戦車戦は最高
岡田斗司夫って何年も前から的外れな事ばっか言ってるよね。オタ知識も半端だから強論でまくしたてる。
的確なこと言われて必死なガルパンオタ気持ち悪すぎる…
いや割りとマジでキモイ
そもそもガルパンはコメディ寄りでまどマギはシリアス寄りなのにこんなこと言われても…
マッドマックスは480時間録ったのを2時間に編集してるわけで
俺が描きたいのはこれだ!って言い方には違和感がある
この人の本質は個人的愚痴であって知識や取材に基づいた批評ではないよね。
ただ、アンツィオ戦劇場版の批評としては的外れではない。
>6
岡田って、そういうの調べないで適当なこと抜かすペテン師だからな。
こいつの言う事は間に受けるだけムダ。
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評論家が監督してできた名作もあるだろう…
部活モノで前振り無しで全編部活の内容見せられてもなぁ
日常シーンはクソ
戦車シーンは最高ってのは同意
なんかガルパンを無理矢理マッドマックスに重ねてるの虎の威を借る狐みたいでみっともないわ
このオッサンまだアニメまんが関係の仕事回ってくるんだ
去年くらいの愛人騒動で、要点のハッキリしない頓珍漢な感想並べてるだけな事も一緒に周知されたもんだと思ってた
>的確なこと言われて必死なガルパンオタ気持ち悪すぎる…
見た上でこれが的確と思えるなら、単純に薄らバカという事だし、
見てないで煽ってるなら単純に下劣という事なので、いずれにせよ詰んでるな。
ガルパンの前半戦は重要だろ
CM用として使えるし、CMで見せ場を使う心配もない