岩元さんは「古着から作ったバイオエタノールで、デロリアンを動かすことができれば、
消費者が楽しくリサイクルに参加できる仕組みができ、明るい未来の社会につながる」と訴えました。

門前払いされることも覚悟のうえでしたが、なんと、映画会社は、デロリアンの購入、改造にかかる費用以外は、
契約金や著作権の使用料などを一切求めることなく、夢への協力を快諾してくれたのです。

配給会社のユニバーサル・ピクチャーズの日本法人の百瀬潤さんは「こんなにおもしろくて斬新な企画を、それも日本の企業から提案をいただいて本当に驚きました。
岩元さんの理念にすごく共鳴しましたし、何よりも、この作品に対する愛情が本当に伝わってきました」と話していました。

■忠実に再現されたデロリアン
デロリアンは、映画の撮影で使う特殊な車を作るアメリカの工場で作られ、ことし８月岩元さんのもとに届けられました。

外観は、映画と同じようにステンレスで仕上げられ、ドアを開けるときの「ウィーン」という効果音も再現されています。

また、タイムスリップに使うＹ字型に配線された「次元転移装置」や、タイムスリップ先の日時を設定するデジタル表示盤など、細かい装置も映画と全く同じ仕様になっています。

そして、ダッシュボードには、岩元さんが憧れるドクを演じた俳優のクリストファー・ロイドさん直筆のサインが記されています。

■憧れのドクにデロリアン完成を報告
そのロイドさんにも、この８月、面会することが出来ました。
ごみを燃料にデロリアンを走らせることについて、ロイドさんは「グレート」と話し、岩元さんの手を力強く握ったということです。

岩元さんは「映画の世界を実現できることを憧れのドクに報告できたことが、何よりもうれしかった。
握手を通してロイドさんは、よくやったと言ってくれたような気がしました」と話していました。

■夢への共感広がる
デロリアンの燃料となる古着を集めようと、岩元さんは８月から沖縄から関東まで全国８か所のショッピングセンターなどを巡り、
「あなたの古着でデロリアンを動かしませんか」と古着の回収を呼びかけて回っています。

会場には、完成したデロリアンを展示し、訪れた人が自由に触れたり乗ったりできるようにしています。多くの人たちが足を止め、興奮して運転席に座っていました。

中には、マーティそっくりの服装とポーズで写真をとる人や、子どもそっちのけで夢中になってデロリアンに乗り込む母親もいました。

この２か月近くで回収した古着は、予想を大きく上回るおよそ２０トン、バイオエタノール１万リットルになる量だということです。

岩元さんは、「最初は私１人だけの夢だったのが、どんどん広がってみんなの夢になったと感じています。今からわくわくして、夜も眠れない感じです」と話していました。

■夢を乗せて走るデロリアン
マーティやドクが未来に到着したきょう２０１５年１０月２１日午後４時２９分。
映画と同じようにごみで動く岩元さんの夢のデロリアンは、ちょうどこの時刻に、東京で開かれるイベントで走ります。

おわり

20世紀前半の50年間の技術革新で考えれば、今頃人類は木星くらいには行っていたはずｗ
20世紀後半辺りから鈍化し始め、21世紀に突入して更に緩やかになってる気がする

ヘリコプターなんか開発された時からほとんど形状も飛行原理も変わってないもんね
ホバーで飛行する車なんてあと何百年掛かるんだよ(´･ω･`)

空に高速道路が出来てたらなぁ。

アメリカ本国で一番最初の公開されたverではドクが再び現れる部分が無い内容だったらしいぞ

そうじゃないとPart3で1985年に戻れないからね。