【実写化の迫力】映画「図書館戦争」が放つメディアミックスの魅力
1: オムコシ ★ 2015/10/20(火) 12:59:21.71 ID:???.net
齋藤祐子[神奈川県内公立劇場勤務]
有川浩の「図書館戦争」シリーズは、人気のベストセラー書籍。
装丁からしてアニメーション風の挿絵であり、初めからメディアミックスやアニメ化が想定されていたようでもある。
またその内容からしても(戦闘ものでありつつ、男女の恋愛物語の要素も強い)アニメーション向きといえるだろう。
第2作の映画の封切り(10月10日)に合わせて、前作の映画とその続編ともいえるテレビドラマ(このために制作されたオリジナル)が続けて放映され、それを視聴した。
書籍のシリーズすべてを読んでいるが、アニメ版は見ていなかったし、1作目の映画も見る機会がなかった。
映画版とオリジナルドラマ版で続けて実写をみて、まずはドラマと映画を組み合わせたうまい展開だと感じたということだろうか。
映画としてはもちろんよくできており、壮絶な戦闘シーンも自衛隊の協力を得たとのことでリアルすぎるほどリアルである。
図書隊の訓練風景も、これも限りなく自衛隊にならったのかそれらしい。
この図書館戦争シリーズのもうひとつの外せない要素=登場人物たちの恋愛も丁寧に描かれており、堂上と笠原の歯がゆくもまっすぐな恋愛も原作の通り。
本の雑誌「ダ・ヴィンチ」の読者投票で、この俳優にやって欲しいランキングで第1位になったという岡田准一と榮倉奈々のキャスティングもはまっており、
パラレルワールドたる、もうひとつのあったかもしれない世界がすんなりと飲みこめる。
あとは、あっという間の展開で見終わった後に十分な満足感も残る。
続編のテレビドラマも、映画と見まごうばかりの迫力で、こちらも見ごたえがある。
原作や第1作の映画のファン層を、とりあえず第2作の映画の封切り前にドラマをみなくちゃ、と思わせるあたりは実に心憎い。
映画の宣伝でもあろうが、1週間後に売り出されるDVDも当然売りたいのだし、ゆくゆくは第2作の映画と合わせて、3部作のDVDを有川ファン、図書館戦争シリーズのファンは購入してくれると考えれば実に上手な戦略といえる。
ここまでの2作品の完成度の高さ、原作のイメージを損なわないキャスティングなどからすれば、第2作の映画の出来もいいと想像できる。
隠すのではなく、あえて無料でたっぷり見せることで売り上げを伸ばすという手法の教科書的な例だろうか。
見に行きたいと思わせるに十分である。
有川浩の「図書館戦争」シリーズは、人気のベストセラー書籍。
装丁からしてアニメーション風の挿絵であり、初めからメディアミックスやアニメ化が想定されていたようでもある。
またその内容からしても(戦闘ものでありつつ、男女の恋愛物語の要素も強い)アニメーション向きといえるだろう。
第2作の映画の封切り(10月10日)に合わせて、
前作の映画とその続編ともいえるテレビドラマ(このために制作されたオリジナル)が続けて放映され、それを視聴した。
書籍のシリーズすべてを読んでいるが、アニメ版は見ていなかったし、1作目の映画も見る機会がなかった。
映画版とオリジナルドラマ版で続けて実写をみて、まずはドラマと映画を組み合わせたうまい展開だと感じたということだろうか。
映画としてはもちろんよくできており、壮絶な戦闘シーンも自衛隊の協力を得たとのことでリアルすぎるほどリアルである。
図書隊の訓練風景も、これも限りなく自衛隊にならったのかそれらしい。
この図書館戦争シリーズのもうひとつの外せない要素=登場人物たちの恋愛も丁寧に描かれており、堂上と笠原の歯がゆくもまっすぐな恋愛も原作の通り。
本の雑誌「ダ・ヴィンチ」の読者投票で、この俳優にやって欲しいランキングで第1位になったという岡田准一と榮倉奈々のキャスティングもはまっており、
パラレルワールドたる、もうひとつのあったかもしれない世界がすんなりと飲みこめる。
あとは、あっという間の展開で見終わった後に十分な満足感も残る。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151020-00010001-mediagong-movi
*続く
続編のテレビドラマも、映画と見まごうばかりの迫力で、こちらも見ごたえがある。
原作や第1作の映画のファン層を、とりあえず第2作の映画の封切り前にドラマをみなくちゃ、と思わせるあたりは実に心憎い。
映画の宣伝でもあろうが、1週間後に売り出されるDVDも当然売りたいのだし、ゆくゆくは第2作の映画と合わせて、3部作のDVDを有川ファン、図書館戦争シリーズのファンは購入してくれると考えれば実に上手な戦略といえる。
ここまでの2作品の完成度の高さ、原作のイメージを損なわないキャスティングなどからすれば、第2作の映画の出来もいいと想像できる。
隠すのではなく、あえて無料でたっぷり見せることで売り上げを伸ばすという手法の教科書的な例だろうか。
見に行きたいと思わせるに十分である。
「if(もしも)」を実写化した迫力ある戦闘シーン(もちろん、書籍での表現も迫力はあるにせよ)。
まだ20代前半の女性である笠原が、非常事態とはいえ敵を射つこともためらわず、
「こういう結果となるのだ」ということが実写のもつ迫力で、否応なくせまってくる。
書籍の中にも、そうまでして守らねばならなくなった本を読む自由、書籍出版の自由などなどが語られるのだが、それが武力闘争と結び付くことが、書籍の中ではやはりそこまで現実のこととしては想像できなかったということだろうか。
堂上と笠原の恋愛など、戦闘シーンばかりではない挿話も多く、このシリーズを同じ志を持つ同士のまっすぐな恋愛小説、あるいは若い女性の成長物語ととる向きもあり、
多くの若者の支持を受けたベストセラーたる理由もそこにあるのだが、激しい戦闘シーンと、その中でこそ大切なチームワーク、信頼関係なども、常にない設定で読者を引き付ける重要な要素でもある。
つまるところ、SF好きや本好きからすれば「よくできた設定だね」というだけのことが、実写版になった瞬間に「ありえないでしょう」という突っ込みとともに、
もしありえたら、ということがアニメや書籍以上にリアルに感じられてしまう。
ある日、突然襲撃されることや激しい戦闘シーン、要人が拉致され容赦なく撃たれることや事情聴取という名の拷問まで、
戦中の日本で隠ぺいされてきた多くのことが、目の前にでてきてしまい息苦しさを感じるということだろうか。
かつて日本が通った道、それとはわずかに違うにせよ、ある種の既視感とともに、十分にありえる未来、
という感触が見終わった後に、かすかに違和感として残っていく。
TBSはこの図書館戦争シリーズ以外にも、「下町ロケット」で、原作の続編を朝日新聞に広告枠で連載し、
後半のドラマがそれとリンクしていくというメディアミックスをしかけるという。
ドラマというものは、たとえ視聴率が悪くともある種のファンを獲得できるだけのコアさをもっていればDVD化することで経費を回収しやすいコンテンツになりえるわけだが、
他のメディア(映画や新聞)との相互作用がどの程度インパクトがるのかを探る上で、今回は格好のケースになるに違いない。
元気のない話題が多いマスメディアたるテレビと新聞。
その2つが相乗りすることがあまりなかったことを考えると、一つの試金石になるのではないか。
そう考えると、ドラマの行方と、全国紙に掲載される小説の続編以上に、
その相乗効果がどうなるのかが、なにやら楽しみになってくる。
*以上
だからカメラの前のそこでだけ起こってるように見える
その辺りをきちんと為した作品だよな。
個人的には、満足。
だけれど、原作読んでない人には、どうだったんだろう?とは。
表現の自由を禁止するための武装化組織とか
RODかよ
元スレ: http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/moeplus/1445313561/
図書館戦争は文字だけで読むなら気にならないんだけど映像化されると世界設定自体に「あり得なくね?」と思ってしまうんだよなぁ
話違うけど、「独裁者と小さな孫」これ傑作だから観た方がいいよ。12月公開!
※2
なんで公開前なのに傑作とか決めつけられるの?
>>3
昨日アキバシアターで監督のトークショー付き試写会で堪能したから。
訂正
アキバシアターでの