【動画・画像有・神スレ】ストーリー展開がバツグンに秀逸な映画をご紹介!
ストーリーを基準に『美味しかったよ』と最高にオススメできる絶品映画を発表するから楽しんでほしい。
2008年/監督 デヴィッドフィンチャー
80歳の姿で生まれ、年を重ねるごとに若返る運命の元に生まれた男のストーリー。
映画とは虚である。嘘だからこそ何かを伝えやすくなることがある。映画監督は、光の価値に気づかせるために、観客の後ろから忍び寄り、とつぜん目隠しをする。
「大切な人と同じ時間を過ごし年老えることは幸せだ」ということを伝えるために、同じ時間を過ごし年を重ねることができない人物を登場させるのだ。
49位:エグザム
2010年/監督 ステュアート・ヘイゼルダイン
ある企業の最終就職試験に残った8人。
合格者は死ぬまで年棒1億円のサラリーが得られる。
「質問は1つ、答えは1つだ。何か質問は?」
質問が無いことを確認すると、試験監督は部屋を去る。
さっそく受験者たちが問題に取り掛かろうと用紙を裏返すと、試験用紙は白紙だった。
果たして質問とは何なのか、そして答えとは。部屋に閉じ込められ争い合う8人…
衝撃の結末である。
2006年/監督 マークフォースター
平凡な人生を歩んでいると思っていた男が、ある日、自分がとある作家の小説の”登場人物”だったということを知る。
「なんの変哲も無い日常の中、突然死が訪れるなんて、彼は知るよしもなかった……」というモノローグ(ナレーション)をあろうことか耳にしてしまった主人公。筋書き通りの死を回避しようと”日常”からの脱出を試みる。
47位:CUBE
1997年/監督 ヴィンチェンゾ ナタリ
謎の立方体(=CUBE)に閉じこめられた男女6人。
一体何のために作られたものなのか?なぜ自分たちは閉じ込められたのか?
CUBEからの脱出を目指す物語。
のちのSAWなどにも確実に影響を与えている、この手の設定の映画の先駆け。
人間の本質を炙り出していく展開が恐ろしい。
2012年/監督 ライアンジョンソン
タイムトラベルが開発されている未来の世界。
テクノロジーの発展により、未来の世界では殺人を行うと必ず足がつくようになっていた。
犯罪者たちは違法であるタイムトラベルを利用し、殺人行為に足がつかないようにターゲットを過去の世界に送り込んで抹殺していた。
主人公ジョーは過去の世界の住人で、謎の機械で送り込まれてくるターゲットを射殺し、謎の組織から報酬を貰う仕事をしていた。
しかし、ある日送り込まれてきたのは、30年後の未来の自分。
それは情報流出を防ぐために「自らを殺させてその存在を宇宙から消し去る」という組織の決まりであった。
タイムトラベル映画、久しぶりの傑作!!
45位:ゴーンガール
2014年/監督 デヴィッドフィンチャー
全米で6,000万冊以上を売り上げたミステリーを映画化。
幸せな夫婦生活の中で、妻エイミーが突然失踪。
夫の主人公ニックは悲しみに暮れる中、警察が自らを第一容疑者としていることを知る。
とにかくジェットコースターのように駆け抜けていく展開が凄まじい。
メディアの暴走、次第に追い詰められていく主人公、真実の真相、すべてが全力疾走していく2時間である。
2004年/監督 ミシェルゴンドリー
もしも、失恋の記憶だけを消すことができたなら・・・?
女と男の別れから物語は始まる。
ジョエルは彼女だったクレメンタインが自分との記憶をすべて消したという事実を知り、自分も彼女との記憶を消すと決意。
記憶消去の治療が始まると現実のジョエルは眠りに落ちるが、記憶の中のジョエルは彼女との思い出を消されたくないと逃げ回る。
朝、記憶を消されて目覚める現実のジョエル。
街を歩いていると、クレメンタインに偶然出会い、互いに記憶を消された2人は恋に落ちるが・・・。
アカデミー脚本賞を受賞した、秀逸な展開の恋愛ストーリー。
43位:マイノリティリポート
2012年/監督 スティーブンスピルバーグ
トムクルーズ主演のSF大作。
犯罪を予知できるシステムのおかげで、今の世界には殺人事件が存在しない。
近未来の犯行を事前に予知し、殺人を犯すと予知された人間を逮捕・即収監してしまうのが犯罪捜査となっていた。
主人公ジョンは犯罪取り締まり局のチーフであり、犯罪予知された人間を取り締まるために奔走していた。
しかし、ある日、予知されたのは自分の名前。
真相を解明しようとしたジョンは、”殺人のない社会”の深い闇に足を踏み入れることとなる…
1999年/マークペリントン
とにかくラストが驚愕の傑作サスペンス。
挙動不審の隣人の過去を探るうちに、事件に巻き込まれていく男を描く映画だが、ストーリー展開のテンポの良さ、焦燥の渦に飲まれていく主人公の描写が素晴らしい。
綺麗に締められるラストが恐ろしいのだ。
本当はそうではないのに事実として陳列されたものがこの世にはたくさんあるのだろう。
41位:スティング
1973年/ジョージ・ロイ・ヒル
詐欺師を扱ったコメディ映画。
主人公の詐欺師がマフィアを騙して儲けるという映画だ。
とはいえ、もちろんのことだが、監督が一番騙したいのは映画を見ている観客である。
観客は、「詐欺師と一緒にマフィアを騙す」という視点を監督から与えられる。
順調にマフィアを騙し、勝利の気分に浸っていた観客はしかし、自らも騙されていたことを知り、突然敗北を味わう。
ここまで読んじまったら絶対に騙されねえよと思った諸君、ぜひ映画を見て騙されてほしい。
2008年/西谷弘
東野圭吾の原作を映画化した作品。実に面白い。
ガリレオシリーズ通しての主人公で物理学者の湯川学(福山雅治)は、抜群に頭が切れる探偵役として登場する。
単なるテレビシリーズの映画化にとどまらず、単体の映画作品としてよく出来ている。洋画を含めたなかから選んでも、探偵もの映画としてこれは最高峰と言える。
二転三転するストーリー展開が素晴らしい。
39位:ソイレントグリーン
1973年/リチャードフライシャー
西暦2022年。
地球は人口が爆発的に増加した上に温暖化が進み、極度の二極化と食料不足という最悪の状況を迎えていた。
特権階級のみが贅沢な食材が得られ、一般人はソイレント社が開発した謎の加工食品ソイレント・グリーンが配給されるのみ。
人口爆発の様子が描かれていて面白い。
そうなるべきところに綺麗に帰結していく展開も素晴らしかった。
1982年/監督 リドリースコット
「人間を人間たらしめているものはなにか」という壮大な哲学的テーマを観客に投げかける一作。
SF小説の金字塔『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作としている。
「レプリカント」と呼ばれる人造人間がつくられている世界。
レプリカントは見分けがつかないほど人間に似せて作ってあり、さらに偽の記憶を植え付けられ、子供時代の写真なども作られ、自らがレプリカントであることを知らない。
彼らレプリカントは、知能が感情を持ち始める前にみずから死ぬように、寿命は4年に設定されている。
主人公はレプリカントの反乱を防ぐブレードランナーという職業についている。
感情を持ってしまったレプリカントの抹殺に奔走する。
37位:ミスト
2007年/監督 フランクダラボン
とつぜん濃い霧が街を襲い、人々が消えていく。
霧の中に捕食者がいるーー。恐れおののく人々を描く。
こう書くとよくあるパニック映画のようだが、これは観客を絶望の淵に突き落とす本物のホラー映画だ。
ホラーと言っても恐怖の対象は怪物ではない。
人間である。絶望のラスト15分もそうだ。本当に恐ろしいのは秩序を失った人間だ。
スリリングな展開を見せる名作。
1990年/監督 ポール・バーホーベン
ブレードランナーの原作と同じ作者のSF小説、『追憶を売ります』が原作。
近未来、火星には地球人が居住していた。
一方、主人公クエイドは地球の建設現場で働いており、妻と幸せに暮らしていたが何か物足りないものを感じていた。
火星に行ってみたいと思ったが妻に反対され、ならばせめて記憶だけでもと、記憶を脳に送り込むサービスを提供しているリコール社に出向く。火星に行くこと、スパイになること、そして理想の恋人などの夢を叶えてもらおうとサービスを申し込んだ。
すると記憶植え付け作業中にエラーが発生。リコール社によるとクエイドは行ったはずのない火星に過去に行ったことがあり、記憶の処理でエラー発生したと言う。
リコール社から脱出し帰宅したクエイドは、とつぜん妻のローリーに命を狙われる。
果たしてクエイドは何者なのか?
批判されまくってるけど俺は2012年のリメイク版もかなり良いと思う。
http://youtu.be/_J4DT-h20MA
2011年/ジョシュトランク
「もし高校生が超能力を持ったら…?」
超能力映画は数多くあるが、その中でもずば抜けて素晴らしい。
なにしろこの映画は全編POVショット。
つまり手持ちカメラで撮られたようなリアリティ溢れる映像が体感できる。
高校生たちが超能力を手に入れ、それを街じゅうで試し、そして破滅のラストへ向かう展開が素晴らしい。
POVだからワクワク感が半端ないし実際に自分が仲良しグループの一員としているような感覚に陥るため、ラストに向かうにつれ切なさが止まらなくなる。
34位:オブリビオン
2013年/監督 ジョセフコシンスキー
2077年、地球はエイリアンの襲撃によって壊滅的な被害を受ける。
生き残った人類は他の惑星へと移住した。
人類のいなくなった荒廃した地球を舞台に、監視のために地球に残る主人公を描く。
テーマは故郷、地球の元の姿にノスタルジーを抱く主人公、それに主人公が執着を抱くことに意味がある。
とにかく怒涛の伏線回収とどんでん返しの展開が素晴らしいSF映画。
2001年/監督 アレハンドロ アメナーバル
1945年のイギリス。
大きな古い屋敷に暮らす母グレース(ニコール・キッドマン)と2人の子供たち。
子供たちは極度の光アレルギーで、彼等が通る場所はかならずカーテンを閉めていた。
ある日を境に、屋敷には不可思議な現象が起こり始める。
子供の走る足音、ピアノの音...明らかに何か自分達とは別の存在(the others)がいる?いったいその正体とは?
いやー、ラストに度肝を抜かれる恐ろしい映画だ。
アザーズとは何なのか。じっくり考えながら見てほしい。
32位:her / 世界でひとつの彼女
2014年/スパイクジョーンズ
いつまでたっても彼女がPC画面から出てこないお前らに朗報である。
ついにお前らが実写化された。
主人公は手紙の代筆業をやっているセオドア。
彼は人工知能型の新しいOS(サマンサ)に恋をしてしまう。
OSサマンサは、人とコミュニケーションしながら成長していく人工知能。
セオドアへの愛情を「この恋する気持ちはリアル?それともプログラム?」と悩むようになる。
ただのOSであったサマンサは、とても楽しそうに恋をする女性そのものに成長していく。
とにかく最後まで脚本が素晴らしい映画だった。声だけで恋をするセオドアの姿は、LINEやチャットの文字だけで恋人とやりとりする現代人の姿と瓜二つ。
画面から彼女が出てこなくても、そこにいると思えば彼女は存在する、
それの何がいけないのか? 考えさせられる作品。
2006年/監督 クリストファーノーラン
19世紀末のロンドン。2人の天才マジシャンがいた。
華麗なパフォーマンスを得意とするロバートと、卓越した想像力を持つアルフレッドは、ライバル同士だった。
彼らは情熱のすべてを注いで、イリュージョンの腕を競い合っていた。
ある日、アルフレッドはロバートが瞬間移動マジックで人気を博していることを聞きつける。
なんとかしてタネを明かしてやろうと捜索するアルフレッドは、恐ろしい真相にたどり着く。
伏線とトリックの連続で、さすがノーランと言わざるを得ない作品。
イリュージョンに魅せられた男がたどり着く先とは…。
バカ映画。
この映画は確かに衝撃の展開を見せるのだが、その大半の展開を予告編やポスターでネタバレしている。
普通のホラー映画として宣伝してたら反響はどうだったんだろう、それなら売れないとは思うけど。
ただのホラー映画じゃないと事前にネタバレされていたとはいえ、分かっていてもその展開は面白い。
ホラー映画の登場人物を、笑いながら安全地帯で見ている研究者たち。
それをさらに後ろから覗く観客である我々。
ラストに向かうにつれだんだんと笑えなくなる展開。顔が引きつってしまうだろう。
29位:エスター
2009年/監督 ジャウム コレット=セラ
赤ん坊を死産したショックから立ち直れずにいたケイトとジョン。
この傷を癒すため、二人は養子を迎えることを決意する。
訪れた孤児院で二人は他の子と交わらず一人で絵を描く少女に出会う。
彼女の名はエスター。
彼女を家に招き入れた直後から奇妙な事件が頻発する…
少女エスターは恐ろしいが、サイコチックなスリラー描写が凄いだけで、ストーリー展開は普通のホラー映画だな…と思いきや!
ラストに明かされる衝撃の事実が評価を引き上げる。
1991年/監督 ジョナサン デミ
若い女性が生皮を剥がれて殺されるという連続殺人事件が起きる。
犯人”バッファロー・ビル”の心理を探るべく、FBIアカデミー訓練生クラリスは精神科医ハンニバル・レクター博士に助言を求める。
必死に犯人を追うクラリス、そしてレクター博士の全てを見通すかのような瞳…。
映画は全編にわたり壮絶な心理戦が繰り広げれており、息詰まる展開とピンと張ったピアノ線のような緊張感が観客を飲み込んでいく。
映画史に名を残す傑作。
27位:ビューティフルマインド
2001年/監督 ロンハワード
ゲーム理論を構築し経済学の発展に寄与した天才数学者ナッシュが主人公の物語。
彼はその才ゆえに精神を病み、精神分裂症を患う。
観客は彼の妄想の世界の中へと気づかぬうちにいざなわれ、やがて現実に存在する人物は誰なのかが分からなくなる。
天才&基地外の脳みその中でただ水面の蝶のようにもがくしかないのだ。
本当に気が狂ったかと思わざるを得ないほど真に迫ったラッセルの演技に脱帽である。
26位:シックスセンス
主人公は精神科医のマルコム。
心の病にかかった子供を救うことに人生を捧げてきた。
だがある日、10年前に担当した精神病患者が彼を襲う…
この事件以降、彼は人生に絶望しかけていた。
そんな時、「死んだ人間が見える」と話す少年コールと出会い、心の病から彼を救うことを決心するが…。
当時そのショッキングな展開から映画界に一大旋風を巻き起こした超有名ホラー映画!!心理スリラーものの傑作だ。
25位:シャッターアイランド
精神を病んだ犯罪者を収容する施設アッシュクリフ病院があるのは、ボストンの沖合に浮かぶ孤島”シャッターアイランド”。
そこで、レイチェル・ソランドという女性患者が、「4の法則」と題した謎のメッセージを残して、鍵のかかった病室から忽然と姿を消す。
1954年9月、連邦保安官のテディ・ダニエルズは、失踪事件を捜査するべく、新しい相棒であるチャックとともにシャッターアイランドを訪れる。
3人の我が子を溺死させた罪で収容されていたレイチェルだが、その姿は島のどこにもなく、島から脱出した形跡もなかった。
ストーリー展開、ラストともに凄い映画。まだ見てないなんてもったいない。
いますぐ借りに行け!
監督 ロバート・ゼメキス
ストーリー展開が素晴らしく、これぞエンターテイメント映画と言える超傑作!
タイムトラベルの設定をこれでもかというほど使いまくり、
あらゆる場面がのちの展開に繋がる素晴らしい作用を及ぼしている。
とくにこの2作目はあらゆる続編映画のお手本となる出来だ。
1作目の続編というのを大いに活用し、大いに意味ある続編とし、見事なまでに3作目への橋渡しをする。
この映画はなぜこんなにも人を惹きつけるんだろう。ワクワクするんだろう。
万が一にもまだ見てない奴がいるならいますぐ借りてこい!!人生変わるぞ。
23位:イーグルアイ
2008年/監督 J・カールソー
しがないコピー店員ジェリーの元に突然女の声の電話が掛かってくる。
「30秒後にそこから逃げなさい」
スティーブンスピルバーグの長年の構想を映画化。主人公が突然事件に巻き込まれ、謎の電話を頼りに逃げまくる。
電話の命令を無視すると殺される。
電話の命令はつねに行動の数秒前。
何秒後に走れ、飛び降りろ、ジャンプしろなど無茶苦茶だ。
とにかくノンストップ、フルアクションで怒涛の展開!!
1本の映画としての完成度が抜群に高い。
綺麗に謎が帰結して気持ちいい作品だ。
2008年/監督 ヴァディム・パールマン
「どちらかひとりを殺す。どっちにする?」
主人公ダイアナは、親友のモーリーンと2人のところを、銃を持った男に追い詰められ、こう問われた。
彼女の答えが引き金となり、親友の運命を決めてしまった。
決して消えることのないトラウマを抱えて苦しむ主人公の物語…。
なんだ、そういう話か、つまんなさそう!と思ったそこのお前!この映画を見ろ。
予想外の展開に間違いなくビビるぞ。
主人公ダイアナの未来はこの結末によって救われる。うーん、凄い。
2008年/監督 ザックスナイダー
ヒーローが現実に存在したら世界はどうなるか。
それを描いた完全に大人向けの作品だ。
言っておこう、これはよくあるアメコミヒーロー映画ではない。
登場するヒーローたちはただのコスプレ野郎で、なんの特殊能力もないただの人間。
彼らは覆面をかぶり、法律でさばけない悪を暴力で懲らしめる。
そう、彼らはこの街の監視者(Watch Men)なのだ。
もちろん市民は反発する。「誰が監視者を監視するんだ?」
やがて暴力で街を取り締まるコスプレ野郎たちの存在は違法となる。
それでも活動を続ける自称ヒーロー、ロールシャッハだったが・・・。
前述したようにこれは子供向けアメコミヒーロー映画ではない。
ヒーローという存在にスポットライトを当て、社会における彼らの立ち位置というものを極めてリアリティを持って描いた作品だ。
「社会におけるヒーロー」を描いた映画だけあって、観客も作品中の「社会」(冷戦期)についての知識は常識の範囲だが必要とされる。
冷戦当時の世界情勢を知らない奴が見るとよくわからない部分が多くある。
作品では、米ソが睨み合う冷戦期のなか、事故によってDR.マンハッタンという本物の超人(つまりただのコスプレ人間ではない)が誕生する。
彼はアメリカ人であり、原子を操り、テレポートや核ミサイルを自由自在に操れる。
彼の登場により冷戦期の米ソの戦力バランスは大きく崩れる。
さて、世界はどうなってしまうのか…!?
現実の社会にヒーローを当てはめた姿を描く完成度の高い映画。
この映画は見るものに多くの示唆を与えてくれる。
1995年/監督 テリーギリアム
2035年、謎のウィルスにより人類の約99パーセントが死滅した。
地下に追いやられた人類は、その原因を探るため、囚人コールをウイルスが発生した1996年へと送り出す。”12モンキーズ”という謎の言葉が唯一の手がかりだ…!
ところがあろうことか手違いでコールは1990年に送られてしまう。
滅亡が始まる6年も前なためそこには手がかりも何もない。狂っていると思われたコールは精神病棟に入れられ、そこで精神科医のキャサリンに出会うが…。
この映画はセリフ等による解説がほとんど省かれているため、観客はかなりの思考力を要求されるが、ストーリーの伏線や作り込みは素晴らしく(いい意味で難解で)、話についていくことさえ出来れば本当に面白い映画だ。
頭をフル回転させて見て欲しい。
1997年/監督 アレハンドロ アメナーベル
あなたは、ただの一度も、目をあけたことはないーー。
ある男がたどる、夢と現実が曖昧になる恐怖を描く映画。
恋愛を楽しみ、裕福な生活を送るイケメン主人公セサル。
しかし彼の人生は交通事故で一変。顔は醜く変貌し、恋人も冷たくなる。
そんな中、不可能とされた手術は成功し、全ては元の幸福な生活へと戻ったかに見えたが…。
悪夢と現実の狭間の喪失感の表現がバツグンで、ものすごい勢いで走り抜けていく謎めいたストーリー展開はあまりにも素晴らしい。
ぜひ見よう、そして悪夢にうなされよう。
2010年/監督 ロドリゴ・コルテス
原題はBuried(生き埋め)。男が目覚めると、なんと棺桶の中だった?!
そこにはライターと懐中電灯、そして携帯電話。たったそれだけ。男は脱出を試みる。
シチュエーションは棺桶の中オンリーである。
公衆電話スリラーの『フォーンブース』でも数シチュエーションはあったぞ。
だがこの映画は”棺桶の中”、そのワンシチュエーションのみ。
主人公視点以外の描写がないため、観客も自らが棺桶に閉じ込められているような息苦しさを味わうこととなる。
それによって切迫感、緊迫感が増し、「自らの問題」として主人公とともに状況の打開のため頭を悩ますことになる。
いや~、面白い!「展開の面白い映画」の上位にワンシチュエーションの映画をランクインさせるのもどうかと思ったけど、脚本のズバ抜けた優秀さに敬意を表してこの位置にした。
2000年/監督 ジェームズウォン
”毎日の小さな決断が人生を大きく変える…赤信号で止まるか、渡るか…その決断が死を呼び寄せる”
一応ホラー映画だが、その枠にとどまらない映画だ。この作品の敵は「死」。予知夢を見た主人公アレックスは、離陸寸前の飛行機の中で“この飛行機は爆発する!”と叫ぶ。
結局、アレックスとその混乱に巻き込まれた6人を残して離陸した飛行機は実際に爆発。死ぬはずだったのに生き残ってしまった7人。
だが、「死」は執拗なまでに彼らを追いかける!身の回りのあらゆるもの、あらゆる選択が死に結びつき、彼らは次々に死んでいく。
アレックスは「死」を先読みし生き残ることは出来るのか…!!!
まさに壮絶な作品だ。展開が進むにつれて事態は深刻に。
「死」は数秒先の未来で待っている。
近未来。主人公トーマスは、モーフィアスと名乗る謎の人物から、この世界は実はコンピュータが創造した仮想世界で、実際は彼らが造り出した巣の中で夢をみせられているだけだという恐るべき真実を告げられる。
今まで現実だと思っていた世界が、コンピュータの反乱によって作られた「仮想現実」であることを知らされた主人公は、コンピューターが人類が養殖している状況を覆すために戦うことを決心する。
この映画のメッセージはマインドが現実を作り出す、ということだ。
結局のところ、我々が五感で感じる世界は脳の電気信号によって作られたものに過ぎない。作中の仮想現実となんら変わりないのだ。
人間が見ている”現実”というのは、無意識の思い込みに支配されている。
その無意識の思い込みこそが”マトリックス”であり、人間の可能性を封じこめているものの正体だ。
繰り返される「Free Your Mind.」というセリフ。
ネオはその言葉に従い、思い込みを捨て、ビルとビルの間を飛ぶ。
2008年/監督 クリストファーノーラン
ノーランが描くバットマンシリーズ第2作。
ゴッサムシティに前代未聞の冷酷な犯罪者ジョーカーが現れた。
バットマンをあざ笑うかのように悪行を繰り返す彼の前に、新任の地方検事ハーベイ・デントが立ちふさがる。
デントのゆるぎない正義の心と行動力を知ったバットマンは、自らの役目が終わったことを悟り、彼に街の治安をゆだねる決意をする。
バットマンは、法治国家においては犯罪者だ。法で裁けぬ悪を法ではなく暴力で懲らしめるからだ。
バットマンはゴッサムシティに名を轟かし、だからこそ次々にバットマンに挑む凶悪な輩が出現する。
自らの存在こそが新たな悪を生み出しているというジレンマ。
ジョーカーはそんな彼の弱い部分をえぐるように攻撃する。
ラストに明かされる、”ダークナイト”の正体。
魂が震える作品だ。
2011年/監督 ダンカンジョーンズ
「乗客全員死亡」のシカゴ列車爆破事件。
被害者の遺体の脳から死ぬ直前の記憶(残像意識?)を取り出し、構築されたバーチャル世界。
主人公はその中へと潜入し、8分間以内に爆弾テロ実行犯を探しだすミッションを請け負った。
8分間はミッションが成功しない限り何度も繰り返され、次第に事件の真相へと近づいていく…!!
中盤の衝撃の展開は本当に素晴らしい。
切ないラストも大好きな映画だ。
2003年/アラン・パーカー
とにかく伏線回収が凄まじい作品。
大学教授のデビッド・ゲイルは女性を殺害した罪に問われ、死刑宣告を受ける。
彼と面談した女性記者ビッツィーはデビッドの話を聞き、これが冤罪であることを確信する。
死刑制度や冤罪問題をテーマとした社会派映画だが、別にそんなものに興味なくても全く問題ない。ぜひ見よう!
複雑な事件の真相がすべて明らかになった時、あまりの衝撃にめまいがするはずだ。
まさか、黒幕が彼とは。
あまりに上質などんでん返し系映画、誰も予想できないラストだろう。
主人公、高校生のドニーダーコはある夜自分を呼ぶ声につられて家を抜け出す。そこには銀色のウサギがいて、彼に世界の終わりが迫っていると告げる。
「あと28日と6時間と42分と12秒」が世界の終わりまでに残された時間らしい。
翌朝、ドニーは近くのゴルフ場で目を覚ます。
彼が自宅に戻ると、墜落した飛行機のエンジンの一部がドニーの自室を直撃しており、自宅の屋根が半壊していた。
「未来へ来い」とウサギに誘われ青空の穴に飛び込む。過ごした時間は夢か現実か。
非常に複雑なタイムトラベルもの。
一度見ただけでは理解できない映画として有名だが、そのストーリー構成はじつに秀逸。
理解して見終わることができれば凄いものを見たと興奮すること間違いなし。
2004年/監督 ジェームズワン
老朽化したバスルームで目覚めた2人の男、ゴードンとアダム。それぞれ足首に鎖をはめられている。
2人の間には自殺死体。
残されたテープレコーダーに「6時間以内に相手を殺すか、2人とも死ぬか」の選択を迫られる。
密室系映画の最高峰と言っていい。筋書きは完璧に完成されている。
サプライズの連続からの驚愕のラスト。まさに圧巻。
英語版キャッチコピーは、「Every piece has a puzzle. 」(どの断片にも謎がある)だ。
まさにその通り、ストーリーのすべての場面が”ジグソー”パズルのような映画になっている。
しっかりとすべての場面に目を凝らして見て欲しい映画だ。
恐ろしいテーマソングhttp://youtu.be/vhSHXGM7kgE
1995年/監督 デヴィッドフィンチャー
猟奇的な殺人事件が発生し、ベテランと新人の刑事コンビが現場に急行した。
被害者は極限まで肥満した大男で、汚物にまみれ、食べ物の中に顔を埋めた恰好で死んでいた。 死因は食物の大量摂取による内蔵破裂。
男の後頭部に付けられた銃口の痕から、何者かに、死ぬまで食べ続けるよう強制させられていたことが判明する。
そして現場には、犯人が残したものと思われる〈GLUTTONY=大食〉と書かれた文字。
キリスト教における「七つの大罪=憤怒・嫉妬・高慢・肉欲・怠惰・強欲・大食」に基づいて連続殺人が行われる…
観客をのめり込ませるストーリー展開、あまりに衝撃的なラスト。
こんなラストを作られてしまったら、この映画、傑作としか呼べなくなる。
本当に凄い映画だ。
コーヒー1杯の値段:4分。
1ヶ月の家賃:36時間。
寿命をコントロールできるようになった近未来。人類は遺伝子操作により25歳で成長がストップする。
人々は「余命」を通貨としてやり取りし、経済活動を行っていた。
主人公はスラム地区に住むウィル。
目覚めると常に余命が残り24時間を切っているほどの”貧困者”だ。
そんな彼が、あるとき自殺志願の大富豪から100年以上もの余命を譲り受ける。
『人間の寿命はもっと長い』『それを独占している連中がいる』『われわれの時間は盗まれている』
ウィルは銀行を襲い、時間の貯金機を奪ってはスラムの仲間に配り始める…
とにかく設定が素晴らしいSF作品だ。だがバカな自称映画評論家たちはこの映画に対して「ツッコミどころ満載」などとケチを付けたがる。
時間を通貨のようにやり取り出来るなら、時間を大量生産したり、あるいは時間をどこかに一度集めて分配すれば問題ないだろ!余命の短い貧民層はいなくなるじゃないか!などなど。
それこそこの映画で監督が伝えたいことであり、わざと観客がそう気づけるように誘導しているのがこの映画だ。なぜ気づかない?
アンチ資本主義というテーマが色濃く出た作品。1万年もの寿命を持つ大富豪層と、数時間の寿命でギリギリの生活を続けているスラム街の人間。
「金」を「寿命」に変換したことで問題意識を持ちやすくした見事な作品だ。
忠告としては、吹き替え版は見るな。以上。
1999年/監督 デヴィッドフィンチャー
この映画の主人公は裕福なサラリーマン。
都会のど真ん中の高層マンションに住んでいた。仕事は忙しく、社内でのプレッシャーに耐えかねていた。
ある日、彼が出会ったのはタイラーという男。タイラーは主人公の男とは対象的な性格で、野性的で乱暴なところのある男だった。
喧嘩に強く、女性にもてるタイラーに自分の理想を見るようになった主人公は、タイラーが主催する「ファイト・クラブ」という、毎晩深夜に殴り合いのファイトを繰り広げるクラブへと通い詰めることになる。
人間の孤独と、心に潜む暴力的な衝動、そして自己破壊。
その深層心理を見事に描きだした傑作だ。
そして、この映画の主人公には名前がない。
それがこの映画の謎を紐解く最大の手がかりだろう。
2003年/監督 ジェームズマンゴールド
古びたモーテルに導かれた11人。
時が経つごとに1人ずつ殺されていく。
殺人の順番通りに死体のそばに置かれる部屋の鍵。
発見される順が予告される鍵のナンバー。
ここまでは正真正銘、ミステリーの王道作・・・
かと思いきや、中盤以降この映画は驚愕の展開をみせる。
そして衝撃のあのラスト。いやはや参りました。
1人のミステリー映画ファンとして鑑賞しながら頭の中で構築していた推理がいかに浅はかだったかを思い知らされた。
見直すと作品中では淡々とヒントが提示されており、伏線も見事に回収されている。
完全なる負け!心地いい敗北!
2000年/クリストファーノーラン
前向性健忘(発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまう)という記憶障害を持つ主人公が、妻を殺した犯人を追う映画。
主人公レナードの妻はある日、何者かに殺害されてしまう。
その光景を目撃してしまったレナードはショックで記憶が10分しか持たない病にかかってしまう。
彼は記憶を忘れないためポラロイドにメモを書きながら犯人の手がかりを追う。
構成が完璧な凄まじい映画だ。主人公は記憶が10分しか持たないためメモ以外の記憶は忘れているが、それを見ている我々観客は、あらゆる場面の記憶を蓄積していくため、レナードよりも先に真犯人を知ることになる。
そこがこの映画のミソである。
クリストファーノーランの天才さがまじまじと分かる一作。
この映画は、主人公がノートに、「最初に戻れたら彼女を救えるだろう」と書き記すシーンから始まる。
「あの時もしこうしていれば…」それを幾度となく繰り返す映画。人生のなかでいま自分がいる場所は、たどり着きたかった場所なのか。
主人公はいま自分がいる場所に「No」を出した。
物語は、少年時代に断片的な記憶喪失に悩まされていた主人公が、人生を修正するために時を遡るもの。
バタフライ効果(butterfly effect)とは、『小さなチョウの羽ばたきが、地球の裏側で台風を起こすこともある』という、カオス理論を説明するたとえだ。
映画として最初から最後までが完璧にまとまっており、見終えた後の満足感、納得感はかなりのもの。ラストにかかるOasisが抜群の効果を演出している。
Oasis/Stop Crying Your Heart Out
http://youtu.be/dhZUsNJ-LQU
>>108
ご名答
2010年/監督 ジャコ ヴァン ドルマル
構想に10年が費やされた壮大な作品。
nobody(ラテン語で「ニモ」)はだれでもない=すべての人(誰にでも成り得る)という意味である。主人公のニモ・ノーバディはジャーナリストに自らの人生の回想を語る。
その人生は様々だ。
人生のある地点によるあらゆる選択があらゆる方向へと枝分かれしていき、あらゆる人生を形成する。
「あの時こうしていたらこうだったし、あの時ああしていればああだった」と枝分かれしていくあらゆるバリエーションの人生を語るのである。
ジャーナリストは、彼は精神が錯乱しているのだろう、話が矛盾していると言うが、確率的に同様に確からしいのだからすべての人生が事実なのだ。
人生にはあらゆる可能性があり、無限の人生が実際に存在しているが、観測者の選択によって一つに収束するため、人生は一つかのように思われるのだ。
この映画を撮ったドルマル監督はこう語っている。
「『ミスター・ノーバディ』は、何かを選ぶのではなく、すべてを体験してはどうだろうかという映画体験だ。そして最後には、すべての経験が興味深いものだということに気づくだろう。
観客に感じ取ってほしいのは、選択には良いも悪いもないということ。ただ、それを選んだならばどう生きるかだということ。」
ラストでシュレディンガーの猫が登場。
量子力学論に出てくるコレを知る人は思わずニヤリとしてしまうだろう。
大傑作だ。見て欲しい。
2014年/監督 クリストファーノーラン
「地球の終わりは人類の終わりではない。」
映画史に名を残す壮大な名作が2014年、誕生した。その名もインターステラー。
クリストファーノーランが子供の頃に見て、その後の人生に大きな影響を受けたという『2001年宇宙の旅』に敬意を表して作られたという、壮大な宇宙を舞台とする映画だ。
近未来の地球はその寿命を終えようとしており、環境の変化等で荒廃した地上では、世界的な飢饉により食料不足が深刻化していた。
そんな中、人類の滅亡を避けるために、ロケットを建造し、居住可能な惑星を探すための宇宙への壮大な旅に出るというミッションが計画される。
元エンジニアの主人公クーパーは、悩みに悩んだ末、彼らの未来を守るため、愛する息子と娘を残してこの人類史上最大のミッションに参加することを決断する。
ノーランは製作総指揮に理論物理学者キップソーンを迎え、彼をして「既存の科学の範囲、または我々の知識のほんの少し先にある推定するのが妥当なコンセプトの範囲から決して逸脱していない」と言わしめたスキのない脚本を作り上げた。
ワームホール、ブラックホール、アインシュタインの一般相対性理論による時間の遅れなどに少々の見識がないとストーリーが理解できなかったり、
「トンデモ映画」などと批判してしまったりする奴もいるので、上げた3つについてはグーグル先生に教えてもらってからこの映画を見るといいだろう。
CGの進化がある種のゴールに到達した現代、どんな巨大予算のSFを見ても、もはや新鮮さを感じることはなくなったが、この作品は素晴らしい映像体験を観客に味わわせてくれる。
ゼログラヴィティはミニマルな素晴らしさを持っていたが、そのリアリティはそのままに、この映画は壮大な宇宙を余すことなく描ききっている。
クライマックスで、観客は人智を超える4次元世界のその先へと誘われる。
素晴らしい作品だった。
1995年/監督 ブライアンシンガー
脚本の完成度が映画史上類を見ない。誰もが圧倒されるだろう。
ラストのどんでん返しだけではない。
そのラストによって映画全編にわたってきた何気ないワンシーンワンシーンに伏線や仕掛けがあり、それらが走馬灯のように観客の頭の中でフラッシュバックする!!これが凄い。
ある夜、港に停泊中の貨物船が爆発事件を起こす。
大量の死傷者を出したこの事故、翌日に左半身不随のキントという男が参考人として警察に連行されていく。
事件の解決に執念を燃やすクイヤン捜査官に事件について知っていることを話すが…
一方、この貨物船の爆発事件では全身に火傷を負いながらも奇跡的に生き残った乗組員がいた。
FBI捜査官ベアはこのアーコシュ・コバッシュから犯人について聞き出そうとする。
警察署と病院の2か所で行われる、尋問と聴取の2場面が軸となり、ストーリーが展開していく。ネタバレになるのでこれ以上は話さないが、とにかく凄まじい作品だ。
ぜひ圧倒されて欲しい。
2010年/監督 クリストファーノーラン
主人公コブは世界屈指のエクストラクター。
エクストラクターとはターゲットの頭の中=夢の中に侵入し、ターゲット潜在意識から”アイデア”をエクストラクション(抜き取る)する産業スパイのこと。
コブは、妻殺害の容疑を掛けられ母国に帰れず、我が子に会えずにいたところを、実業家のサイトウから、犯歴歴を抹消し母国に帰れることを条件に、エクストラクションではなくインセプション(アイデアを植えつける)という危険な依頼を受ける。
実業家サイトウはライバル企業のフィッシャー社をつぶすため、プイッシャー社の跡継ぎである御曹司ロバート・フィッシャーの頭の中に侵入し、「父親から受け継いだ巨大企業をつぶす」というアイデアを”インセプション(植えつける)”させるのが目的だった。
ロバートの飛行機に潜入した主人公コブ率いる”インセプション”メンバーたちは、早速ロバートを気絶させ、夢共有装置”パッシヴ・デバイスを使い、作り上げた夢の世界である「架空のロサンゼルス」へとダイブする。
夢を夢だと気付かなければターゲットが目覚めることはない。
夢が階層を深めるほど眠りは深くなり判断力が鈍るため、夢の夢のさらに夢の中へと主人公コブはターゲットのロバートを誘導していく。
ラストシーンでノーランが観客に伝えたかったメッセージが明らかになる。
回したコマは「現実ならコマは倒れる」という自分ルールに基づき、その世界が”その本人にとっての現実”であるかどうかは教えてくれるが、「絶対的な現実」については何も語らない。
言えることは、”現実”を生きる我々に「絶対的な現実」など関係ないということだろう。
それを現実だと受け入れれば現実なのだ。
ノーランはあのラストについてこう語っている。
” ぼくにとって、『インセプション』にはあのエンディングが最もふさわしいように思えた。
最も適切なキック(夢からさめるための衝撃のこと)だと感じていたんだ。
ラストシーンで最も大事なのは、そして質問に対するぼくの回答だが、コブがコマを見ていないという点だ。
コブはあのとき自分の子どもたちを見ていた。
彼はコマを捨てたんだ。それこそが、あの場面において最も大事なことなんだよ ”
元スレ: http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1418555266/
ただのクリストファー・ノーラン好き
あとゴーンガールで小説が6000万~とか言ってるけど正しくは600万です。
プロットをこねくりまわした作品が好きなんだろうなってことだけは伝わった
ストーリーが秀逸ってそういうことだけじゃないと思うんだけど
どんでん返し系が好きな割には内田けんじ作品とか観てなさそうだな
この人にはもっと昔の映画も見て欲しいな。
SFとサスペンスが多いけどストーリが秀逸とはいえないなー。
クリストファーノーランが好きなんだってのは伝わってきた(笑)
ええやんクリストファーノーラン
面白いよね
ノーランならフォロウィング入れてくれ!
モノクロの画面も美しいし面白いのに
隣人は静かに笑うが入っていたのは驚いたな
何でTOP30全部ノーランにせんねんヘタレが。
好きなタイトルが幾つか被ってたから参考にしてキャビン観たけど、ゴメン。半端な笑いしか得られない映画だったわ。これはちょっと薦めないほうがいいと思う
ランキングとしては悪くないけど
ノーランをあまりにも推す人のセンスはあんまり信用できないことが多い
と私は思う