謝罪騒動に発展したタイトルも!? 原題と邦題が違いすぎる映画
ウォール街のエリート銀行員デイヴィス(ジェイク・ギレンホール)は、ある日突然、妻を交通事故で喪います。
しかし、全く悲しみを感じていない自分に気がついて愕然とした彼は、身の回りのあらゆるものを壊し始めます。
そんな中、シングルマザーのカレン(ナオミ・ワッツ)とその息子クリス(ジュダ・ルイス)に出会ったデイヴィスは、二人との交流の中で自らの感情を取り戻していくのでした。
果たして彼は人間として再生できるのでしょうか?
さて、この映画で話題になっているのは「原題と邦題が違いすぎる」ということ。
原題は『Demolition』で、直訳すると「破壊」もしくは「分解」なのです。
今回は、このように原題と邦題が違いすぎる映画をご紹介したいと思います。
イメージのギャップが激しいタイトルといえば…
筆者が最初に「はっ?」と思ったのは、『荒野の決闘』(1946年)です。
大学生当時、『真昼の決闘』(1946年)を観ていたく感心し、「次も決闘だ!」という 理由で『荒野の決闘』を借りたのですが……冒頭、ドーン! と出てきたタイトルが『MY DARLING CLEMENTINE』――「いとしのクレメンタイン」とはまた、実に西部劇らしからぬ題名ですよね。
SF・ホラー系のぶっとびタイトル!
続いて「えっ?」と思う作品といえば、『遊星からの物体X』(1982年)です。
原題は『The Thing』、訳すと「それ」とか「怪物」とかになるのでしょうか。
さすがに単語一つでは愛想がないので「遊星からの」を付けた気持ちはわかります。
「物体」もわかります。だけど、「X」ってなんじゃい! と思った筆者を、誰が責められましょう。
SF・ホラー系では他にも『The Return of the Living Dead(生ける死者の再来)』が『バタリアン』(1985年)になったり、
『Army of Darkness(邪悪の軍団)』が『キャプテン・スーパーマーケット』(1993年)になったりしています。
かの『スター・ウォーズ』も、最初は『惑星大戦争』という邦題で公開される予定だったんだとか。
個人的に一番強烈だったのは、昔のTVアニメ版「The Fantastic four(ファンタスティック・フォー)」が「宇宙忍者ゴームズ」というタイトルで放送されていたことでしょうか。
有名作品も、実は色々違っている?
メジャーどころでは『愛と青春の旅だち』(1982年)の原題が『An Officer and Gentleman(士官と紳士)』というのが有名ですね。
派手さに欠ける原題と、体がカユくなる邦題。これは痛み分けといったところ。
もうひとつ有名どころで、『ランボー』(1982年)の原題が『First Blood(最初の出血) 』というのもみなさんご存知かと思います。こちら、二作目からは原題の方にも「Rambo」が付くようになりました。邦題が原題に影響を与えた、実に珍しい例と言えるでしょう。
「史上最低の邦題」とも言われた『バス男』
そして、最近一番話題になったのは何と言っても『バス男』(2004年。日本では劇場未公開でDVDのみ2006年1月に発売)です。
当時は『電車男』が流行していた時期なので、それにあやかって付けた邦題なのは間違いありません。
だって、原題は『Napoleon Dynamite(ナポレオン・ダイナマイト)』で、主人公の名前なのですから。
ちなみにもう一つ言っておくと、バスはストーリーに何の関係もありません。
さて、「史上最低の邦題」とまで言われたこの作品、ついには7年半後の2013年8月に「……時代に便乗してこんな邦題をつけてしまい大変申し訳ございませんでした」という謝罪文付きでDVDが再発売されたのでした。
このように作品のイメージをガラッと変えることさえあるのが、邦題の怖いところです。
だからといって、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年)や『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002年)など、日本人には今ひとつ意味が分かりにくいタイトルをそのまま使うパターンは、個人的にはどうかと思いますが。
こうして見てくると、やはり原題と邦題にギャップがある映画には興味をそそられますよね。
『Demolition』と『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』のあいだのギャップもかなりのものなので、どちらのタイトルが作品に合っているか、実際に劇場で確かめてみてはいかがでしょうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170215-00010000-dmenueiga-movi&p=2
スレッドURL:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1487138022/
邦題『バック・トゥ・ザ・フューチャー』→原題『行け、デロリアン号!』
マジレスすると企画段階では「ブラウン博士の時間旅行」
さらに今のタイトルに決まった時に映画会社社長から「冥王人の侵略」とかそういうのに改題しろと命令が来たけど、
スタッフ全員で全力で断わった
珍しく邦題の方が良いパターン
こっちが全然いいのに
アメリカでは既に使われてるタイトルだったと聞いたことがあるよ
邦題:大統領の陰謀
これは原題がAll the kings menという1930年代のルイジアナ州のボス政治家を描いた小説のタイトルのパロディだから日本語直訳は無意味
「オール・ザ・キングスメン」ってリメイクされたけど、
最初の映画はアカデミー作品賞にもなったのに、
なぜか日本ではずっと未公開だった作品だよね
宇宙大戦争
STAR TREK
宇宙からのメッセージ
邦題:現生に体を張れ
これは強引な感じ
「ブッチ・キャシディ&ザ・サンダンス・キッド」もそうだけど、
英題には登場人物名だけのそっけないのが多すぎる
偶然なのか両方とも邦題に「明日」が
スタローンが日本の配給元に感謝状を送っていたな
邦題「哀愁」
古い映画は多いね
そういう意味では「流行のシリーズみたいなタイトルをつけろ」「いかにも分かりやすいタイトルにしろ」
っていう映画会社の気持ちはわかるよ
映画興行ってのは最初の週にどれだけ入るかで、あとは観客数は下がる一方ってのが
ごく一般的な流れなんだもんな
原題「12 Years a Slave」(12年間、奴隷として)
原題の方が内容を想像できるが、詩的な邦題も良い
邦題:オデッセイ
ないわー
原題:The Mighty
邦題:マイ・フレンド・メモリー
凄い良い映画だから、ちょっと怪物っぽい題名嫌ったのもわかるけど、マイ・フレンド・メモリーはそのまますぎですよね。
原題:whiplash
邦題:セッション
んー、原題はジャズドラムを意味したり、こんな題名のジャズの曲があったり。原題は”個”っぽいのに邦題は”複”っぽいからなんかやだ。
「オデッセイ」はテレビでCMか紹介を視て「ふーん。便乗か同時発生か知らんけど、似たような設定の話だなあ」とマジで思ったわ。
それぐらい「火星の人」は影響力が強い作品かムーブメントを予言するように執筆された作品かと。
邦題 続激突!カージャック
スティーブン・スピルバーグ初劇場映画監督作品
ちなみに「荒野の決闘」はリバイバルで「いとしのクレメンタイン」のサブタイトルで上映されている
それを観た俺にはあの作品は「いとしのクレメンタイン」
邦題 ミニミニ大作戦
これやろ
あとArrivalをメッセージにするセンスと意図が本当に理解できない
だったらあなたの人生の物語でいいじゃないか
Indiana Jones→インディ・ジョーンズ
みたいなその省略意味があるの?って邦題
主人公の愛称がインディだから省略って意味じゃない。こっちのほうが響きが良いから変えたんだろうね
コメント
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コメント (19)
『First Blood(最初の出血) 』じゃねーよ。
First Bloodは「最初の一撃」だ。ようするに、最初に手を出したのはどっちなんだ?という皮肉、揶揄もこめられてる。
ただ、パート2以降はただのアクション馬鹿映画だけど、パート1はベトナム帰還兵の悲劇を描いてる映画だから、素直にランボーのほうが判りやすくて良かったかもね。
ひどいってほどじゃないが「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を
「裏切りのサーカス」って邦題つけたのはセンス無いわ
邦題だとB級臭が漂うからな
4のバック・トゥ・ザ・フューチャーのデマはどっから来てるんだろう。原題はもちろんBACK TO THE FUTUREだし、原作があるわけでもないし。
デマというよりも何が言いたいのか分からなくて怖いわw
ボケでもなさそうだし
怒りのデスロードは誉めてもいい
鑑賞前はイマイチだと感じてたけど
観終わったら「怒りのデスロードでいいや、V8!V8!」
って思えるから正解だったなw
taken→96時間
シリーズが続いてしまったせいで、もはや時間は関係ないのに96という数字が残り続ける残念なことに
ハムナプトラパターン
スーパーヒーローのオリジンを描いたBIG HERO6は、邦題を別物にしたばかりでなく宣伝用にストーリーを改変して顰蹙買ってたな
予告通りの作品なら「ベイマックス」でもいいけど
あれはどっからどう見ても「BIG HERO6」って内容だったな
シンプルにファイナルデスティネーション2でよかったものをデッドコースターなんて邦題にしたせいで
3作目でローラーコースターが登場しちゃって、苦し紛れにファイナルデッドコースターにするしかなかったからな
配給会社の人間が必死こいて考えるほど事態は悪化するんだよ
原題 The mammy (ミイラ)
邦題 ハムナプトラ
これはね… なお3はもう関係ない模様
まあマミーじゃ締まらないもんな
WIPLASH→セッションは見終わった瞬間にキレてた
邦題を決めた奴は内容を見てなかったんじゃないのか
原題がダブルミーニングになってるものを単純な邦題に変えられるのは物凄くもったいなく感じる
『バス男』は劇中で主人公が私の大好きなバックストリートボーイズを体育館でかまして、全生徒にドン引きされてたっけ。いい思い出だわ。
そもそもアメリカ人と日本人の言語センスは違うんだから直訳にした方が問題が生じる