自分や周りのヒトが信じているもののスキャンダルを暴くの
だからすごい葛藤があって、けどそれを演出過多にしないと
いう演出が良かったのかなあと思ったり。

微妙に古いパソコン周りやファッションも楽しんだし、
話題にはなりにくい映画だけど、見て欲しい映画でした。

最後の年の名前に日本は無かったね なんとなく安心

映画自体は良くも悪くも教科書的な感じで印象に残る感じはしなかったけど、
見てる間は飽きさせなくてあっという間の2時間半だった。

映画自体は素晴らしい出来なのに、キャストが地味すぎるのか。
だとしたら、もったいない話だ。

ラストの電話攻勢だけだと、めでたしめでたしみたいな感じしか残らなかった。

「扉をたたく人」みたいな後味の悪い終わり方でも良かったんじゃないかと思う。
あと、何気にB・クラダップ出てきてビックリ。

バットマン ハルク セイバートゥース
ハワードスターク ドクターマンハッタン
アイリーンアドラー

ある意味超豪華

刺激的じゃなく淡々とした流れだけど、
社会的問題に光を当てようとする記者たちのジャーナリズムは感じた

マスコミって聞くと偏向報道ってネガティブに捉えられがちだけど、
真実を究明・伝播するのもマスコミの使命・役割

あとアメリカでのカトリック教会の社会的位置付けが日本と違うから、
日本人にはスキャンダルのインパクトがアメリカ人ほど理解できないかもね

主役はラファロよりキートンのような気が。
事件に関与した人間が多すぎて人物関係把握するのが大変だった。

唯一胸にグッときたのはキートンに対してラファロが怒鳴り散らすシーンだけ。
後はひたすら同じようなテンポで淡々と地味に話が進行していく。

つまらなくはなかったけれど、よくこれでオスカー獲れたなと思わないでもない。
キートンは昨年のバードマンよりもこちらの演技の方が良いと思った。

でもそれだけ　個人的には一回観れば十分
ブルーレイ買って何度も観ようとは全く思わない。

これがアカデミー作品賞受賞作って違和感有るなぁ

去年のバードマンもそんなに優れた作品化と首捻ったが
一つ言えるのは、これがユダヤ教のラビを告発する作品ならノミネートもされないんだろうな。

やたら物分りの良い善意の塊みたいな局長がユダヤ人という事がこの作品の底なんだろうな。

きっかけからして前々から訴訟が起こってて既知の事件を、
新任のユダヤ人局長が「おまいらこれやってみない?」と持ち込んだネタだし、
記事として出た時のカタルシスが足りなかった。

キリスト教社会でカトリックの罪を大々的に扱ったのは
アメリカでは衝撃的では有るんだろうけど、うーん…

丁寧で誠実な作りで
現実に進行形で苦しんでる被害者がたくさんいる話だから、当然そう作るしかないけど
これなら被害者が観ても大丈夫な内容だわ

あと、レイチェル・マクアダムスは相変わらずかわいい

役者も知った顔ばかりだし、新鮮な味を出すなら女性記者はもっと若い子にしただろうな

リーヴ・シュレイバーの声が渋カッコイイ。

いやー何が良かったんだかわからん
やっぱ俺にはアメコミヒーローがドンパチやってる映画のほうが向いてるのかな

ラファロの挙動不審ぽいドタドタぶりが良かった。
ラファロだからカッコいいけど、そこらのキモオタが同じ動きなら周囲ドン引き

思い出しくもない過去の記憶を言葉にするのは辛いだろうな…

それから、ちょっと音楽うるさすぎじゃなかったかな。
地味な展開ならBGMも地味にしてほしかった。